ポジティブ先生との(個人的には衝撃的な)出会いの後、先生の奥様がしておられるクリニックに一ヶ月に一回の頻度通うようになりました。(毎週決まった曜日にポジティブ先生の外来担当日があるのです)


そこで、感じたのはポジティブ先生の決断の早さ!それまで骨折先生のところに滲出性中耳炎の治療として約三年通いましたが、骨折先生は「うーん…わからない」「難しい耳だねぇ…」「何でなのかなぁ」「この薬はこないだやったしなぁ…」が口癖でした(私には先生の丁寧な語り口調や優しい対応が合ってたので、まぁ命に関わる病気なわけでもないし、こうやって付き合っていくんだろうな、くらいに思っていたのです。今でも、「ハルさんの耳を治してあげたいなぁ、僕では無理なのかなぁ…」と言ってくださった先生に心から感謝しています)


ところがどっこいポジティブ先生は違います。


水が溜まって聴力が落ちたことに気づいた日には、

「チューブ入れよう。入れたら聴こえがよくなるから。聴こえがよくなったら自信がつくから。いい?」


チューブから感染が見つかった日には、「菌検査するよ。菌に合わせた薬を飲むよ。落ち着かなければチューブ抜くよ。いい?」


と言った具合に、迷う暇はありません。




そして、耳垂れが止まらない間本気で毎回言われたのがこのセリフです


「眠れてる?心配事があると抵抗力は下がるよ」

「何かストレスはないかい?家族、仕事、心に引っかかってることはないか?」

「最近笑ってるか?」


心が折れたら病気に負ける、強い気持ちを育てろ!という先生の熱意に、長い中耳炎との闘いでいろんなことを諦めていた心が少しずつほぐれていくのを感じるようになりました