1年前の今頃って
2度目の円錐切除術の結果
”胃型粘液性腺癌” と診断されて広汎子宮全摘が決まった頃かな。
母親同席のもと、当時の主治医から『タチが悪いタイプです』
みたいな事を言われた気がする。
気がするって・・・
記憶が曖昧だから。
その病院では開腹手術しか出来ないから
今の病院に転院して腹腔鏡で手術することを決めたんだけど
もう何が何だか理解出来ずに泣いてばかりいたのは何となく覚えてる。
両親にはこれまで散々心配をかけてきて
(自宅で過呼吸繰り返したり、死にたいと泣きながら腕を切り、何度も処置してもらったり)
癌で気持ちが折れそうな事は言えなかった。
※後に親があまり心配していなかった事が判明するのですが、それはまたべつの機会に(笑)
SNSなどで辛い心境を吐き出したりしてたんだけど、
不思議なのは
あんなに死にたいと願っていたのに
いざ【癌】という現実を突きつけられると、生きるための選択をとるのだということ
やっぱり人間って、心の奥では
生きたいんだ
幸せになりたいんだ
って気付いた。
でも
そんな生きる選択をした私も
正直なところ希死念慮は消えてない
以前ほど、無性に死にたいとか、死ぬための準備をするほどではないけど
たまに思う
もう死にたい。
もう消えたい。
って。
癌も厄介だけど、希死念慮も厄介
死にたくなった時の私の呪文
『死んでしまったら後悔できない。
だから今日はとりあえず死ぬのはやめよう。
明日も同じように死にたかったら明日また考えよう』
そうすると、不思議と翌日には
『もう少し生きてみようかな』
と思えるのです
癌治療を頑張ったのも同じ理屈。
『もし治療しなければ、望み通り死ねる。
でもいざ死に直面した時に後悔しないと言い切れるか?』
応えは NO
『治療した上で、それでもまた死にたくなったらその時また考えよう』
そうやって1年経ちました。
来年はどう思うのかな・・・