6時半に起きた。はずだった。
今日のバスは8時20分発。バスターミナルまで30分として余裕を持って7時に宿を出よう、だから6時半に起きよう。目覚ましを止めた。はずだった……
目が覚めて窓から差し込む光量に焦った、6時半はこんなに明るく無いはず。時計を見て顔面蒼白、8時!!!?!?!?!
大慌てで荷物をまとめ(ラピュタじゃ無いけど40秒で支度した)ダッシュで表に出てタクシーを捕まえる。こんな時に限って捕まらないタクシー。
やっとの思いで捕まえてこの時点で8時7分。
ものすごく急いでるのがドライバーにも伝わったのかすごく飛ばしてくれる。ありがとう…ありがとう…
バスターミナルについて8時25分。道が空いてたのもあってすごい速さだ。ただしもう出発時間は過ぎている。
スペイン語が正しく読めてるなら6か7のプラットホームにバスがいるはず…
猛ダッシュでプラットホームを爆走し着いたがバスの姿はなし。この時点で8時半。
諦めきれず辺りの人にチケットを見せて尋ねると何故かプラットホームではなくバスが出て行く出口を指して口々にそっちに行けと言われる。
わけがわからないものの焦りながら出口を歩いていると出て行く数台のバス、そしてバスを指差すさっき聞いたお兄さん、カムカムと手招きする運転手。開く入り口。
そういうことかーーーー!!
ここまでの飛び乗りは国内外合わせても初めてでした。どうしてこうなるんだ……
無事乗れました。
大焦りで飛び起きると電気をつけてくれて去り際忘れ物を指摘してくれた同室チリ人のおじさん、超急いでくれたうえにメーターで走ってくれたタクシードライバーさん、ファインプレーを教えてくれたおじさん、お兄さん、乗せてくれたバスの運転手さん
みんなありがとう…人が優しくてパラグアイが好きです…シウダーデルエステに向かいます。
ペルーはご飯が出るけどアルゼンチン(出るけどパンばっかとかちょっと微妙)やパラグアイは出ないのでバスに物売りがたまにくる。そして買ってみたエンパナーダが結構かなり美味しい。
エンパナーダ2つとパンが入って7000グアラニー。140円くらい。
しばらく走ると赤土の大地が続く。道沿いには売店と思しきパン屋などがちらほら。いくつかの街を結んで乗客が乗ったり降りたりしながらバスはパラグアイを横断する。
日本人居住区のあたりはすごく田舎だった。
赤い鳥居が見えた。パラグアイの中の日本なんだな。降りてみてもよかったかもしれない。
ちょうど6時間、シウダーデルエステにつきました。昼間も午前の便とかだと苦あまりじゃない。
シウダーデルエステのバスターミナルをフラついてるとどこ行きたいんだい?とその辺のおじさん。プエルトイグアスだと言うとそのバスに乗りな!と言われ向かう。するともう出発寸前!
シウダーデルエステ滞在ものの5分でものすごくスムーズに出発。そんなこともあるらしい。
ローカルバスでの出入国、しかも三国またがってでややこしくてイマイチわからないので運転手のすぐそばの座席を確保。
ここは一旦パラグアイを出国後ブラジルに入るが入国手続きはせず、アルゼンチンに入ったら入国手続きをする。なんともややこしい。
シウダーデルエステの出国前、車大渋滞。両脇の道は両替とトイレと店がぐっちゃぐちゃにひしめき合う。亀よりも遅いかもしれないくらい進まない。
イミグレの少し前でわたしだけ降りて出国手続きのためイミグレへ向かう。地元の人は必要ないのだ。
ダッシュでイミグレへ。その間にも乗ってたバスは少しずつ進んでしまう。
オロオロしてたらお兄さんがイミグレの順番を譲ってくれた。めちゃくちゃ優しいと思う。イミグレを出ると物売りのお兄さんとかその辺の人がお前のバスはあれだぞ!急げば間に合うぞ!って感じでめっちゃ案内してくれる。優しい。バイクタクシーの人とかも案内してくれる。私が乗り遅れたら彼らはお金になるのにな、優しい。
そんなこんなで10キロを担いでバタバタと走って乗ってきたバスに乗車。友情の橋を渡っていよいよブラジル。
ブラジルはビザがないので降りない。ちゃんとアルゼンチンで降りれますように……
ビザは無いけどここはまごうことなきブラジルだ。
たった数十分だけどビザ無しでブラジルにいる…すごい。
アルゼンチンのイミグレでは全員降りたのでわたしも降りる。運転手さんがグッとイイネサインを出して笑ってくれる、暖かいな、嬉しいな。
同じバスのおじさんと話しながらイミグレを待つ。彼はペルーで2年間旅してる日本人にあったことがあるらしい。わたしのことは20歳くらいに見えたよと言ってた、日本人は概ね若く見える。
厳しいことは何もなくあっという間にアルゼンチン入国。ちゃんとどちらのスタンプももらえた。
さてプエルトイグアスに着いたら宿探し!一軒めの宿は断られてしまった。仕方ないね~。二件目は当たりをつけてたとこがあったけどとにかくバスターミナルに近い方がいいやと思ってすぐ近くの宿にした。
今日は贅沢する日にしよう。いつもよりちょっと高い宿(1500円くらい)にいつもより高いご飯(1500円くらいの肉)!ブエノスアイレスに行ったら多分物価が上がるからここで肉食べとくぞ!
厚さ5センチくらいの分厚い肉のステーキ、味付けは塩とレモン。
うーーーん美味しいぞ、食べると身体が暖かくなる気がする。これぞ肉パワーだ。
肉パワーを満喫したところで調べごとをして寝る準備。あしたはいよいよイグアス!!