バスターミナルからのバスは時間が決まってはいるものの到着次第出る感じ。
バスから見える風景はあっという間にジャングルだ、気分はトレジャーハンター。
入り口を入るとなんだかすごく整備された公園。綺麗に整えられてるなあ…滝とかジャングル感がない。
風は涼しいし太陽はサンサンと差してるしハイキング日和。もらったマップを幾度となく確認しながらまずはアッパーの道。これは滝を上から見れる道。腕をブンブン振りながらぐんぐん進む。
ジャングルの中からパッと視界が開けると無数の滝。すごい。はるか遠くまで続く滝の嵐。すごい。
どこまでも続く大量の滝。すごいぞこれは。
今度は滝が流れ落ちる上から。これもすごい。
よく映画とかで滝が流れ落ちる寸前で止まったりするやつあるけど、あれは絶対無理だと思った。ものすごい急流で吸い込まれていく。ごおおおおおと濁流の音が響き渡る。
虹がかかってるものとか一番大きい滝が流れ落ちるところとか。とにかく言葉はいらないすごすぎるって感じだ。
往復1時間半くらいのイグアスハイキング、かなり楽しい。
お次はいちばんの名所、悪魔の喉笛だ。そこまでは無料のトロッコ列車で向かう。
トロッコ列車のチケットを取ってきょうもエンパナーダがお昼ご飯だ。
ジャングルの中なのにずいぶんお洒落な韓国人がいるなーと思ったら日本人だったらしく話しかけてきてくれた。
20歳と21歳、ゴオタくんとアスカくんの大学3回生2人組。旅してるのに見た目を綺麗にしてるの珍しい。そういうのとっても良いと思う。
アスカくんの方はカラマで財布とかの入ったセカンドバッグをちょっと目を離したすきに盗まれたらしい。災難すぎる。サンティアゴに飛んでパスポートを再発行してもらったんだとか。本当にそんなことあるのか…携帯ゴープロ充電器財布パスポート、、何もかもないなんて考えただけで怖すぎる。
そんな話をしながらトロッコ列車にゆられて悪魔の喉笛駅に到着。今までどこの国が楽しかったー?南米どうよ~なんて談笑しながら歩いて行くと突然轟音とともに流れ落ちる悪魔の喉笛が姿を現わす。
あまりの迫力に思わず声をなくす。すごい。とんでもない量の水が轟々と音を立てて滝壺に吸い込まれる。
髪も服もびしゃびしゃになるほどの水しぶき。最早途中で半分くらいが霧になってるのではと思えるほどの飛沫。
圧巻の大迫力。
沢山写真も撮りたいしいつまででもいられるけど、たくさん写真を撮ったらiPhoneが水没しそうなくらいだ。
ゴオタ君はウユニより感動した派、アスカ君はウユニの方が感動した派、わたしは迷うけどウユニかな…グランドキャニオンより迫力に気圧されたかも。
よく2人で旅してるらしい、いいな、そういうのも。2人ともすごくいい子そうでもっと時間があれば話したかった。トニーと最近若い子のバックパッカーがいないなんて話をしたのを思い出して、いいぞ大学生どんどん世界に出てくれ~なんてアラサーバックパッカーらしいことも思ったりしちゃった。せっかく俺らと同い年くらいだと思ったって言ってくれたのに。笑
ゴタ君がしきりに彼女と旅したいって言ってて可愛かった。バックパッカー旅をしてる人、いかにもな恋人との旅行なんてできるのだろうか…
彼らはその後ブラジル側フォズドイグアスに回って今日中にブラジルに飛ぶらしくここでお別れ。
わたしは今晩アルゼンチン側プエルトイグアスからブエノスアイレスに飛ぶのでまだまだ時間がある。ロウワーの下から滝を眺める道に進む。
途中野生動物や綺麗な蝶、猿、いろんな動物がお出迎えしてくれる。
ジャングルクルーズみたいでワクワクだ。
下から眺める滝もすごい。
日光の傾きの関係かここがいちばん虹がよく見えた。跳ね上がる水しぶき、滝にかかる虹。
なんて綺麗なんだろう。
ロウワーもすごく楽しいイグアスハイキングだ。
イグアスの滝、なんとWi-Fiが完備されたポイントまで実はある。観光整備されすぎててちょっと戸惑う。
併設されてるイグアスの滝資料館みたいなのをぐるっと一周してプエルトイグアス の街へ。帰りもスムーズにバスに乗れた。
きょうはあれが食べたい、スルビという巨大ナマズ。イグアス地方でよく食べるらしい。
レストランを探してスルビの文字を発見!!直径15センチくらいの輪切りが2枚フリッターになって出てくる。
これが輪切り…超巨大ナマズだ。
お味はというとなかなか美味しい。あっさり淡白な白身魚で臭みもない。肉よりやっぱり食べられるかも…
余裕を持って空港へ。イグアス空港はびっくりするくらい小さくて驚いた。爆睡して1時間、30分かけてブエノスアイレスの空港ベンチで安眠できる場所を探し出し爆睡。
空港泊、トイレ綺麗、セキュリティばっちり、エアコン効いてる、無料、コンセントもある、ときてるのでもう言うことがない。
仮にも27歳ピアニストなんだけどこんなことでいいのだろうか…笑