サッカー遠征風の少年たちの大騒ぎで起きた。空港泊は快適だ。朝から賑やかなこと賑やかなこと。


きちんと化粧をして寒そうなのでショートパンツからスキニーに履き替えて宿を予約、さて出かけよう。充電もしてたし完全に空港が宿化してる……

空港にSUBEが売ってたのでエアポートバスを使おうと思ったけど急遽バスに変更だ。

売り場のお兄さんが優しくて行きたい場所を告げると乗るべきバスを教えてくれた。

mayoって書いてマジョって読むらしい。


南米の人路線バスの運転手同士が結構隣り合った瞬間に窓開けて話してる。パラグアイやチリもそうだったけどここもそうだ。


宿の周りをお散歩。石畳に可愛い建物、いい感じだ。


目に付いた店で早速チョリパンを食べてみる。美味しい。ものすごいボリュームだ。口が開かなくて食べるのにひとくろう。でもパリパリでジューシーでソースもいい感じ、すごく美味しい。


ひたすら食べ続けていると美味しいかい?と常連さんと店の人。美味しいよこれはすごく美味しい。




続いて芸術家が多く住んでるというボカ地区のカミニートへ。





ここはなんなんだ、ディズニーランドなのか??街がすごい、可愛い、好き、好きすぎる

一通り歩き回ったあとカフェのベンチでビールで休憩。




そこからタンゴフェスティバルの会場(かもしれない)所に行ってみるべく川沿いを歩いてると、ふわっとマリファナの匂いがしてお兄さんとバチっと目が合った。やっぱりこの辺は夜になったら治安がいい地区とは言えないのかもしれないな。でも治安が悪いってなんだろう。

東京にいるわたしは夜遊びに出るのが大好きで派手な格好で朝まで飲んでたりするけどそれは治安が悪いの印象の1つじゃないのかな。なんて考えちゃったりする。



ちょっと人通りが少なくて(ブエノスアイレスは治安が悪いと散々聞いてたし)怖くなって早足になりつつタンゴフェスティバルの会場に到着。


訳も分からぬまま列に並んでみる。

18時からのコンサートがあるよ、とお兄さん。よくわからないけどそれ!チケットをもらって会場の中へ。下見のつもりだったけど今からまたどこかへ行って戻ってくるには時間が足りなそうだ。



なんとこのタンゴフェスティバル、完全無料で世界トップクラスのタンゴの演奏やダンスが見れる。すごくお得だ。

会場のスペースにはミロンガと呼ばれる自由にみんなが踊る場所があって老若男女が楽しげに踊ってる。


わたしもタンゴが踊れたらなあ



開演が近くなりホールへ。違う、全然違う。若い人もたくさんいる、違う、雰囲気が違う。タトゥーがゴリゴリ入ったお姉ちゃんやお兄ちゃんが真っ青な髪を綺麗にセットしてお洒落してきてたりする。日本のコンサートの雰囲気と全然違う。



綺麗なライトアップ、盛り上げる司会者、まずはダンサーが出てきて華麗にオープニングを踊ると、ピアノとバンドネオン4人にバイオリン4人コンバス1人のオケで演奏。続いて歌が入りタンゴのペアダンスが何組も続く。




会場は大盛り上がり、きらめく音が素晴らしくてどうしたらいいのかわからなかった。

感動した、すごく感動した、ブエノスアイレス来てよかった。違う、全然違う。

言葉がない感動ってこれだ。自然に笑みがこぼれて笑ってた。私が音楽に求めてるのこれだ、最高すぎて鳥肌が立って涙が浮かんで思わず笑ってしまう、これだ。





感動してイマイチ思考回路が回らないけど終演後は世界で二番目に綺麗な本屋さんへ。バスで向かう。もうバスも乗れそうだぞ、いい感じ。

賑やかな通りを少し進むと現れる二番目に綺麗な本屋。すごい。ここが地球の裏側なんて忘れちゃう、すごい。


これが本屋さん……


劇場再利用のその発想がすごいし綺麗すぎる。何か買ってみたいなあと思ったけどさっぱり読めなくて断念した。


帰りもバスで宿まで。市バスが発達しててとっても便利だ。バスに乗るとき大体男性が先にどうぞってしてくれる。そういう文化なのかな、優しいな。




飲み屋街のど真ん中に宿を取ったので夕飯には困らない。宿の周囲から少し離れたところまで散歩をしたけど、宿の周囲が一番賑わっていそうだった。

オープンレストランバー、日本でいう居酒屋かな?でビールとチーズたっぷりかけガーリックポテト。ここのお姉さんがすごく優しくて大好きになりそうだ。色々気にかけてくれるし笑顔がすごく優しくて安心する。

スペイン語がわかればもっと話せるのにな



宿に帰ってからブラジル人のルーカスと話をした。

共有スペースでネットを見てたら隣の席で同じくくつろいでた彼がビールを勧めてくれて会話が始まった。

スペイン語とポルトガル語しか話せないから会話がGoogle翻訳。口に出すのはsino以外なくてあとはお互いわからないの承知でスペイン語と英語を話してた。


どこから来たのとか仕事はとかお互いの国のダンスの話をしたり食べ物の話、観光するならどこがいいかとか話した。

ルーカスは今仕事をしてない。旅はウルグアイとここの2カ国でお兄さんは日本食が作れる。

ダンスが得意でタンゴがうまい、サルサももちろん踊れる。

ブラジル人のくせに綺麗な目をしてるねとか一緒に踊りたいとかものすごく恥ずかしがりながら言うのが可愛かった。パジャマにしてる服なんだけど可愛い服だと言ってくれて嬉しい。


1つ結びでガタイが良くてちょっと強面だけどすごく優しい目をした青年だった。



次はさくっとウルグアイ編!gogo!