すっかり目覚ましもかけずに眠ってしまった。今日はウルグアイのコロニア・デル・サクラメントという世界遺産の街に行きたいから早起きしようと思ってたんだけどな

ここの宿のシャワーはバッチリ。嬉しくてシャワーから出たくなくなる。

のんびりしてたので11時に宿を出た。今日ウルグアイなんて行って帰って来れるんだろうか何事も行ってみなくちゃわからないのでフェリーポートまでバスで向かう。もう市バスも乗れる、バッチリ。


1140分ごろ着くと12時の便があるという。駆け込み乗船だ。

急いでチケットを買ってチェックインをしてイミグレーション……が全然進まない。

どうやらお昼の交代タイムに重なっているらしい。そんな事あるかよーー

後ろのおばちゃんと進まない進まないと話をして困り顔。彼女はスペイン語ポルトガル語英語が全て話せて状況を説明してくれてありがたかった。不安だもん。

なんとか進みだしてダッシュで乗船、船に乗ったのは122分。

今回は駆け込み乗車が多すぎる……


船内はとても綺麗。スペインからポルトガルに向かう船にちょっと似てる。


お腹が空いたのでスポンジケーキを食べながら1時間の短い船旅だ。



街に着くと小さな港町って感じ。朗らかな空気が流れてブエノスアイレスより暖かい気もする。


街の中心部までお散歩。海沿いにカラフルなパステルカラーの家が立ち並び丸石を並べた石畳がキラキラ光る。


なんて綺麗で穏やかな街なんだろう。




のんびりしてていい街だ。わちゃわちゃしてるのも好きだけどこういう穏やかな街もいい。



芝生でお昼寝したくなるようなそんな穏やかな田舎町。しかしお腹は空いたがレストランに入る時間の余裕もないのでパン屋さんでエンパナーダをゲット。今回エンパナーダに随分助けられている。


燦々と降り注ぐ太陽の下で食べるアイスクリームは格別美味しくて、休日感がすごくある。


ノンストップで街中を散策後、また1時間の船旅でブエノスアイレスに戻るとコロニアでの穏やかな時間が嘘のようにビュービューと吹き荒ぶ風に極寒、たまに雨。なんなんだ、どうしちゃったんだよ


だけど観光すると決めたので服を着込んで意を決して外出。大統領府とマジョ広場、メトロポリターナカテドラルを見学。ライトアップされたそれはとても美しいんだけど、もはや感想がカテドラルのなか暖かい。


もう出たくない、ずっとここにいたい、しかしカテドラルはもう直ぐ閉まってしまう

渋々外に出るとザバザバと雨が。軒先で雨宿りをしてタバコを吸いながら、これはもう一旦帰ったほうがいいかなと弱気モード。

宿に帰ったって飲食店街のど真ん中なのだ。


でも今日は眠らない通りらしいコリエンテス大通りに行ってみたい、コロン大劇場も見て見たい……少し雨が弱まったので寒さに立ち向かって地下鉄に滑り込む。

一緒に雨宿りをしていた素敵なご婦人が本当に今日は寒いわねと言っていた。


まずはコロン大劇場。


まあこれは想像通りかなそこから歩いてコリエンテス大通りまで。



眠らない通りと聞いたから何があるのかと思ったら、本屋さんと劇場ばかりある。店の3分の2、いや、4分の3は本屋さんと劇場。人々の娯楽がこれなんだろうな、すごく文化的な街だ。



劇場のネオンが光ってどんどん人が吸い込まれて行く。わたしもスペイン語がわかればちょっと見て見たいんだけどなあ






あたりをつけてたレストランでごはん!赤ワイヤハーフボトル頼もうとしたらやめなさいグラスにしなさいってされた。多分子供に見えてる。

しかしやってきたワインを見て驚いた。


淵までワインを注ぐのが当たり前らしい。日本なら余裕で2.5杯分、お得感ある。赤ワインはどちらかというと得意じゃないけどアルゼンチンだから飲むしかない。


グラスはハウスしかないのでハウスを注文。まろやかで重すぎなくてぶどうの味がしっかりする(干しぶどうそのままの香りがすごい)わたしは好きな赤ワインだ。


ステーキは量が多すぎて食べきれないからアルゼンチンではミラネサを沢山食べた。カツレツだ。

ここのはきちんと完成してて美味しいけど、実は小銭がなかったらおまけしてくれてビールもペットボトルに詰めてくれたサルタで食べたミラネサが一番好きだったりする。

素朴で盛り付けとか適当で量が多くていつまで経ってもサックサクでフライドチキンみたいな衣のカツレツで美味しかった。


しかしみんなどこの店に入ってもサッカー中継ばっかりだ。


宿に帰る途中の地下鉄内、この国は地下鉄のストリートミュージシャンにも拍手が起こる。初めてだ。お金を入れなくても拍手は起こる。

ビールを買い込んで宿で調べごとをしながら晩酌。明日は蚤の市。


次はブエノスアイレス蚤の市編!