早いもので膵全摘手術から2か月が経過し、ついにこの時が来てしまいました。
体重もぐんと落ち、血糖値との戦いの中で始まる抗がん剤治療は未知の世界です。
実際スタートしてみると、術前にはなかった状況があれよあれよと出現しました。
点滴をいれた数時間後からすぐに気だるさや吐き気が始まり、やはりその日から4〜5日間はしんどい時期が続きました。
少し楽になってきたなと思ったらすぐに2週目が始まりました。
しかし、昨日の血液検査ですでに白血球が低くスキップゾーンに
が、主治医の先生が出張でいらっしゃらなかったので、別の担当の先生が勝手にスキップの判断をするわけにもいかず、結局スタート時に2段階下げた量で始めたアブラキサンはそのままでゲムシタビンの方をもう1段階下げてどちらも最低量でいくことになりました。
でも、来週は多分難しいだろうと。
それが良いのか悪いのか、先生をはじめ誰も分からずこの治療自体が正解なのかも分からない状況です。
たど、本人の体力低下は著しく、血糖コントロールもあるので栄養価の高いものをどんどん摂るわけにもいかず、今大注目のアブラキサンですが、こちらの抗がん剤は血糖値を上げる副作用があり、高血糖で命を危険にさらすのか、再再発をする可能性を1%でも残すのか、もうエビデンスが無い以上どの選択が正解なのか全くわかりません。
そもそも
膵がんStageⅡB→術前抗がん剤(ゲムシタビン+TS-1 3クール)→膵頭十二指腸摘出術→術後抗がん剤(TS-1のみ 6クール)→術後9ヶ月で局所再発→2度目の術前抗がん剤(アブラキサン+ゲムシタビン 3クール)→膵全摘術→術後抗がん剤(アブラキサン+ゲムシタビン)←今ココ
という経緯を辿って来た方が世界的に見てもほとんどいなくて、データらしいデータがない状態です(泣)
さらにアブラキサンの生産についても今後不安が募るばかりで、2年後、3年後の自分に今はどうなってるの?と会って直接聞きたいな。
私たちに残されている時間はどのくらいなんだろう。
神のみぞ知る
とはよく言ったものです。