お久しぶりです | オットが膵臓がんになりました

オットが膵臓がんになりました

2020年2月26日に実施された会社の健康診断で精密検査を推奨され、あれよあれよと言う間に検査入院→細胞診→告知と言う怒涛の一年がスタートしました。
同じ境遇の方やいろんなアドバイスを頂けたらと思い、ブログを始めました。

なかなか投稿が出来ず、気がつけばもう夏間近滝汗滝汗滝汗


時間の速さについて行けておりませんチーンチーンチーン


オットはというと、断髪をしてからすっかりスキンヘッドの良さに惚れ込み、髪が生えてきてもこれで良いかもとか言い出しましたポーンポーンポーン


知ってる?うちに来る営業さん、眉もない、まつ毛もないスキンヘッドにドア開けられたら、目も合わさずにお帰りになってるの真顔真顔真顔


今のうちに堪能しておいてくださいねニヤリ


治療についてですが、あの断髪式以降はアブジェムを3クールして、5月末で最後の最後の3クールの最終週のみ、骨髄抑制がひどくスキップになりましたが、減量もなく食欲もあり順調に進んでいると思っていました。



3ヶ月置きの造影CT。

前回はそれで再発が分かった。


その後の抗がん剤のおかげで腫瘍マーカーが基準値に戻っている事は知っていたけど、画像で判定するのは再発が分かってからは初めての事。。。


先生には今月末に手術を予定しているので、最終確認だねニヤリ

〇〇さんなら局所再発だし、腫瘍マーカーも下がっているから画像にもそれがちゃんと反映されているはずだよウインク

と心強いお言葉を頂いたのに…。


6月4日金曜日

11時〜造影CT


普段通り終わって、途中パスタ屋さんに寄って2人でランチをして、抗がん剤の影響もあり、やはり体は疲れやすいのですぐに帰宅ウインク


私はオットを家におろしてそのまま買い物に行きました車

アッチにもコッチにも寄ってなんだかんだで1時間以上かかってしまい、やっと帰宅家


トイレをすご〜く我慢していたので、トイレに入ろうと思ったら2階からオットの声がキョロキョロキョロキョロキョロキョロ!?


オ「ママー!ちょっと来てー!」


私「何〜!?」


オ「いいからちょっと来て〜!!」


私「ちょっとトイレ行きたいんだけどー滝汗滝汗滝汗


オ「トイレ行ってからで良いから〜!」


なんだよ!帰ってきて早々にトイレもゆっくり入らせて貰えないのかよムキームキームキー


と思いながらトイレを出て、手を洗ってから2階へ上矢印


するとオットは布団に座り何やらメモに乱雑に書かれた文字を見ていました。


その場ですぐに悟りました。


頭のてっぺんから足の爪先までサーッと血の気が引いて行くのが分かりました。


私『病院から連絡があったんだ。何かが見つかった。何かが見つかってしまったんだ』


心の中でそうザワつく気持ちをなんとか抑えながら、


私「病院から?」


オ「うん。来週の月曜日に造影MRI撮ってって。急ぎだったからそちらの都合とか考えずに予約してしまいました。大丈夫ですか?って聞かれた。

撮ったその日に、数時間後に連絡あるなんて絶対良い所見じゃないよね。やっぱりダメだったかー。スゲー頑張ったんだけどなー。」


と言いながら、声をあげて号泣していました。


私「まだ何も分からないじゃん!先生なんて言ってたの?ちゃんと聞いた?なんでPETじゃなくてMRIなの!?再発が分かった時はPETだったじゃん!腫瘍マーカーは?どこに何が見つかったの!?」


焦っていろいろ質問責めにしてしまいました。


オ「怖くて聞けなかった」


私「じゃあ、私が先生に電話して聞いてみる!」


オットは本当に自分から聞いたり、治療法を探したりしない性格なのでいつも同席して私が先生に根掘り葉掘り聞いていました。


なので今回も納得いかず。


①どこに何が見つかったのか。

②腫瘍マーカーと原発巣はどうなったのか?

③PETではなく、なぜ造影MRIなのか?

④先生のご経験とお見立てから先生のご意見は?


電話口で「〇〇の妻ですが」と言ったら最後まで言う前に「あ、先生にお繋ぎしますのでお待ちください」と。

すでに外来の先生達は周知してるんだなー。そのくらい重篤ということ?

とか思いながら先生の登場を待ちます。


その間にメモに何を聞いていろんなパターンでこれだったらどうなる?こっちだったら?といろいろ考えながらお忙しい先生のお時間を一分一秒無駄にしないように書き記します。


5分くらい待ち(電話口の5分てめっちゃ長いですよねタラー)やっと先生が登場!


要約します。


①②肝臓に2cm弱の影が見つかりました。ただ、原発巣は抗がん剤が効果あったみたいで縮小していてほとんど画像上は見当たりません。腫瘍マーカーもこないだよりさらに下がっているので、それなのに肝転移?ん?本当に転移か?と思ったので追加で検査を入れさせてもらいました。

ただし、造影MRIしても正直ハッキリ分からないと思います。大学病院という組織上、読影医から指摘されたら追加で検査しなくてはいけないので、格好だけみたいになっちゃいますが、材料が増えるという事はプラスなのでやってみましょう」


③PETではこのサイズだと反応しないと思います。なのでMRIにしました。


④経験上こんな事ありませんでしたので前例がありません。ただ、矛盾してるのできちんと目視して単なる炎症かも知れないし、膿瘍とかその他にもいろいろな可能性があるのできちんと精査したいと思います。

と言うわけで、今月22日に手術の予定を入れています。

17日PCR検査、18日入院、土日は何もなく21日月曜日に術前説明、22日朝から一日がかりで手術。

ちなみに今回は肝臓の背中側を見るので傷がカナリ大きくなると思います。通常膵全摘だけの手術は早いと2、3時間ですが、〇〇さんの場合は前回の手術の癒着の剥離と肝臓を精査するので、前回の手術よりは少しマシかな?くらいに思ってください。

とりあえずもう少し抗がん剤で様子を見るという選択もありますが、手術できるタイミングを逃してしまう可能性が高いです。

そうなると抗がん剤治療がメインになり根治は望めません。

ただ、肝転移だった場合には何もせずにお腹を閉じます。

その後は抗がん剤治療で延命を図ります。

やるなら今です。どうしますか。」


と逆にリニアレベルのスピードでかつ丁寧に説明を受けました。


私は膵臓がんで2回も手術ができるなんてそんなミラクルないと思ってますので、もちろん手術するに一票です。

でも、オットは悩んでいました。

『そんなバカな!ここで手術を見送ると言う事は闘わずして負けるようなもの!

不戦敗確定したようなもの!

何迷っているんだ!』


と私の心が叫びます。


オ「抗がん剤の継続と言う選択もあるんですね。」


私『違うよ!先生は決定出来ないからあえてカモフラージュの選択肢を作ってるだけだよ!

本当はオペした方がいいって思ってるよ!』


とまた私の心の声。


長くなったのでまた別に書きます。。。