【代表より】独りの力は小さい、一人ひとりの力は大きい ②<障がいとともに> 共生 社会インフラ | 宝塚市から全国へ★宝塚発達コミュニティ『花』 親と支援者の会、親の会、発達障害、発達凸凹、グレーゾーン、自閉症スペクトラム、ADHD

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こんにちは、ひかりですネコ朝

 

早速ですが

先日の続きからいきましょう。

先日の記事はこちら

 

乙武氏の不倫のニュースが

先週から話題になっていますね。

 

彼の不倫を肯定するつもりもないし、

産後の妻が女から母になったので…

なんて公で言っちゃうセンスのなさに

同情するつもりもさらっさらないのですが、

ひとつだけ、その論点ちゃうやろ!

って思うことがあります。

 

彼に四肢がなくて

食事も下の始末もやってもらってるくせに

なんてケシカラン!

 

ってやつです。

結構あちこちで堂々とそういう

論評出てますけど、

ないもんはないし、

できないものはできないんですもん。

 

それと不倫を絡めるのは

ナンセンスだなぁ~と思います。

 

それはそれ、これはこれでしょう。

ケアする側、ケアされる側。

やってあげている、感謝してくださいよ。

その関係性意識が根強くあり、

日本はまだまだ障がい者フィルターが

まだまだ色濃いのだな、と感じます。

誤解のないように言っておきますが、

障がいがあるんだから

やってもらって当たり前という事という

ことではないですよ。

 

私は子どもの事で

人の温かさに触れる機会が多く

感謝することが沢山あることは

本当にありがたいと思っています。

それに彼の奥さんは、聖人のようです。

私には真似したくてもできません。

 

さて、話は戻って、

日本とは対照的にアメリカでは

障がい者は"GIFTED"(贈り物)

なんて呼ばれて、

ハンディキャップを乗り越えるだけの

資質を神から送られて生まれて来た人

なんて、ちょっと奉られるくらいの

日本との感覚の差があるんですね。

 

これも、ちょっと私個人としては好きじゃないのだけど、

(はっきり言って余計なお世話(笑))

弱者に対する施しを与えるという

宗教的な思想が色濃く反映されているのかな、と思います。

 

では、どんなのが理想なのか?

と問われたら、

 

障がいのあるなしで線を引くのではなく

その人個人の人生の質にスポットライト当てて

必要なサポートを受けられる

社会の受け皿があるといいな、と思います。

 

<私が遭遇した事例>

先日近所の公園に子ども二人連れて遊びに行きました。

近くの学校に通う小学4年生の男の子たちも

4人も遊びに来ていていました。

 

(イメージ写真)

 

お兄ちゃんたちが遊んでいる

アスレチックのような遊具に

長男いっぽんが乱入して行ったので、

「お兄ちゃんたち遊んでるから、やめとこうね」

と、声をかけたのですが、

どうしても行きたい!と言ってぐいぐい登っていきました。

 

嫌な顔をされるだろうという予想に反して、

お兄ちゃん達は

いっぽんのやりたい!という気持ちを汲んで

足の運び方から、手の置き場所

まさに手取り足取り教えてくれて、

最後まで行けたら、

一緒に拍手して喜んでくれたのです。

 

涙が出るほど嬉しかったです。

 

小さいから、とか

どうせできへんやろ、とか

邪魔やから、とかじゃなくて、

やりたい!ことを共感して

一緒に乗り越えて達成感を分かち合える。

 

「なんでそんなに優しいの?」

と聞いたら、

「僕らも上の人たちにやってもらってん」

とのこと。

優しさが受け継がれていくなんて

素晴らしい伝統ですよね。

 

子どもたちが眩しかったです。

 

障がい者であってもなくても

誰しも、苦しさや生きづらさを抱えていると思うんです。

出来ることもあればできないこともある。

でも、一人の人としての人生は

誰しも平等に機会を与えられているはずです。

 

学習障害の子がタブレットを使えば

同じように勉強ができる。

歩けなくても車いすがあれば

動くことができる。

 

そのサポーターを取り上げてしまったら

それは平等とは言えないですよね?

上の例で言えば「学ぶ」や「動く」

健常者と比べてその機会が均等とは言えません。

 

このことに関連する法律として

まさに今日から

障害者差別禁止法が施行されました。

 

宝塚の広報に書いてあった、

障がい者と健常者の間にある

心の段差を埋めるための法律です。

 

この障害者差別禁止法の機会均等の理念が

一人ひとりの心にちょっとでも乗っかったら

変に遠慮したりせず、もっと自然に社会の中で

のびのびと過ごせるのかな、と思います。

 

障がい者自身も

障がいを乗り越えるとか

障がいがあるけど成功する!

(もちろんそれもいいのだけど)とか

見ないふりするとかじゃなくて、

あるがままに生きられる

肩ひじ張らずに生きられる

そんな社会になるといいなぁ

と、思っているのです。

 

私は、まだ『花』を始める前に

宝塚の障がい者福祉について相談をしていたら

とある障害福祉に関係がある人から

「障害者福祉のシステムを変えることなんてできますかねぇ~?」

と、鼻で笑われながら言われました。

 

せっかく福祉に関わる仕事をしているのに

夢も希望もないんです。

なにくそ!と思って

あれこれ調べていたら、

その方本当に超多忙だったんです。

まさに忙殺って言葉がぴったりです。

もちろん仕事ですから辛いこともあると思いますけど、

誰かの困ってることや、やりたいをサポートして、

一緒に共感して喜び合える仕事をしているのに

忙しすぎて、夢も希望もなくなっちゃってるんです。

寂しくないですか???

 

だから、私はこの方のためにも

私たち当事者や当事者家族だけじゃなくて

福祉に携わる人、

みんなが心の充実感を持てるような

そんな障害者福祉の制度を

大好きな宝塚で実現したいのです。

 

今は小さな力だけど、

幼稚園で親子ともども温かく迎えてもらえたことで、

私自身のやりたいことが見つかって、

めぐみさんと知り合えたことで、

『花』が生まれて、

沢山の同じ境遇のお母さん方にも会えて、

今は色々あるし、

子育てはいつも試行錯誤だけれど、

素敵な未来を想像できるし

変えられる余白もあるって

我ながら幸せです。

 

笑われても夢はいっぱいみます!

夢に見られないことは

絶対現実にはならないですからね♪

 

今日の明日に大きな変化はないかもしれない

だけど、

♪一日一歩、三日で三歩、三歩歩いて二歩下がる

で、いこうと思います。

 

これもね有名な水前寺清子の「365歩のマーチ」ですけど、

長男いっぽんが通う療育で

同じクラスの女の子が高らかとのびのびと歌ってたのです。

 

歌ってるその子には、

気負うものなんてな~んにもなくて、

まっすぐで純粋で、もうなんなら気高く見えて

ちょっと悩んでた時期の私には眩しく見えました。

その姿が脳裏に焼き付いて離れません。

 

そんなわけで、その女の子の歌う

365歩のマーチが

私の人生のテーマソングになりました。

 

また、話が脱線(汗)

ごめんなさい。

 

脱線したまま終わりましょう(笑)

 

とにかく、ゆっくりでも確実に

『花』を通して

より多くの人が幸せを感じられるような

福祉を当事者家族から

発信していきたいと思います。

 

こんな感じでちょっと暑苦しい代表の私ですけど、

基本的には、話を聞く方が好きです。

めぐみさんはとっても可愛いおしゃべりです。

ぜひこんな凸凹な私たちに会いに来てください。

他にもきっと気の合う仲間に出会えますよ♪

交流会情報は↓から。

4月の交流会まだ間に合いますよ♪

 

花オレンジ ひかり 花オレンジ

 

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