10月22日 イソップ童話・ライオンとイルカ | ☆かおりキャンドル®☆CANDLE ARTIST☆手作りキャンドルのお花のお部屋☆ フラワーキャンドルアーティスト☆きょうちゃんのブログ☆

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蝋で花の芯から作り、花びら一枚一枚全て手作業でお花のキャンドルに仕上げていく工房での出来事を綴ったブログです(*^。^*)  

ライオンがイルカに協力を求めましたが・・・。




 ライオンが海岸を散歩していると、イルカが水から頭を出しているのが見えました。
「やあ、イルカくん。どうだね、ぼくと同盟(どうめい)を結ばないか?」
と、ライオンは話しかけました。
「何しろ、きみは海の動物の王さまだし、ぼくは陸の動物の王さまだから、我々が仲良しになって同盟を結ぶのは、実に良い事だと思うのだが」
 イルカは喜んで、賛成しました。
 さて、このライオンは、ずっと前から野生のウシと戦争をしていたので、

ある時イルカに応援(おうえん)を頼みました。
 イルカは水から出てライオンの応援をしようと思いましたが、イルカは海の動物なので、どうしても陸へ出る事が出来ません。
「ひどいじゃないか、味方を裏切るなんて」

と、ライオンはイルカをなじりました。
 するとイルカは、
「ぼくを責めたって駄目だよ。生まれつき海で暮らす様になっているのだから、どう頑張っても、陸を歩く事は出来ないのさ」

「しかし、ぼくと同盟を結んだだろ。ぼくなら同盟を結んだ味方を裏切ったりしないぞ」
「ああ、そうだね。ならきみは、ぼくたちがクジラと戦争するときは、海に飛込んでくれるんだね」

「そっ、それは・・・・・・」

 

おしまい


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