江戸のあるお店で働いている女中(じょちゅう→住み込みのお手伝いさん)は、とても控えめで、何かにつけて謙遜(けんそん→へりくだること)するのでした。
ある日の事、奥さんが風邪を引いたので、かかりつけのお医者さまに来てもらいました。
その時に奥さんは、ついでに女中を呼んで言いました。
「確かお前も、気分が悪いと言っていたわね。ついでだから、お医者さまに脈をみてもらいなさいな」
すると女中は、慌てて言いました。
「いえいえ、めっそうもない。わたしの様な女に、脈なんてたいそうなものがあるものですか」
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