おはようございます。
以前ご紹介した韓国の訓練士(ビヘイビアリスト)の新たな動画がアップされていますので、今回途中挿入の形になりますがご紹介したいと思います。
ご覧の皆様の中でもいらっしゃるかもしれませんし、お散歩の中でこういった他の犬・飼い主さんを見かける経験のある方も沢山いらっしゃると思うのですが…いかがでしょう?
この犬は…
どうしてこんな風に狂ったように振る舞うのか?
どうすれば修正できるのか?
ではでは、見ていきたいと思います。
■白い被毛の犬種:シュナウザー(白)、ウェスティ、マルチーズ
(どれもテリアに準じたカテゴリーの犬達)
※神経質・頑固
※人の指示や意図に倣う能力よりも、環境に適応する能力に長けている傾向
■成功体験で終わる為の手順・適切な実践が無い(凄く少ない)まま育っている
※社会化期:生後3ヶ月~1歳の期間
※実際、この犬は11ヶ月齢から迎えられている(社会化適応期を逃している)
■人間的愛情過多&先行の習慣で育っている
※女性の母性=過剰な庇護、ペット化=人間目線だけで犬を捉えている
※いわば”ストレス耐性が脆弱なお殿様・お姫様”という心理内容の常態
この動画の様ないわゆるごく普通の女性飼い主さんで、上記の3つが当て嵌まっている方はむしろ多数派ではないかとさえ、正直、私には思えている。
「犬を知らない」という事が、実質飼い主では犬の修正は不可能という事に明確に繋がっています。
私もこの手の犬・飼い主さんは、付け焼刃(短時間)では修正不可能という事がこれまで見ていてよく分かってきたので、最近では犬について深く絡む対象に一切入れていない。
最低でも3番目■人間的愛情過多&先行の習慣で育っている、これを飼い主側が理解して、以降改めていく姿勢がない限り、犬の再教育は成就しない事がこの動画の訓練士の話にも表れています。
もし愛犬がこの感じでお悩みの方がいたら、この韓国の訓練士さんの様に
犬だけでなく、その人の犬に対する態度全般まで客観視して指摘の出来る人
と共に継続的に取り組まなければ、社会的な犬にするという成果はまず得られないと改めて思えた。
まず共にいる人間が変わらない限り、この手の犬が変わる事はありません。
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ついでにもうひとつご紹介しておきます。
この動画の内容に準ずるものを、過去ログ【飼い主と犬のズレが大きな実例】でもご紹介しました。
訓練士が動画内でずっと懸念しているのが印象的でした。
「コルソドッグを含め、一部の犬種は私達人間の作った都市で暮らすのを快適には感じない」
生後3ヶ月齢とのことでしたが、既に緊張によるストレス反応が行動に顕著に出ています。
それが体重40キロを超えた筋肉質の成犬に育った時にどういう事になるか?
都市部でこういう犬を育てるという事は、制御不可能な状態に容易に陥るのがむしろ習慣になるのを意味します。
…この若い男性も内心では不安を確信しているからこそ相談に来ている訳で、事故の心配を減らせるように農村部(田舎)で育てる事を進言されているのが印象的でした。
ではこのへんで