おはようございます。
昨年11月から私が好んで読ませて頂いていたブログなのですが、九州で保護された柴犬と多頭で暮らし、トリミングサロンでトリマーさんとして働いている方の記事からご紹介します。美容で預かる犬達の皮膚や毛をお仕事で見られている視点、ご自身の愛犬達を見たご経験からのもので、興味深かったです。※ブログに関して詳しくは明日よりご紹介させて頂きます。
端から見ると、日本犬のなりやすい病気って「皮膚疾患」くらいで、骨太で頑丈そうだし、医療的なケアって普段のお手入れをキチンとしていれば、そんなには心配は要らないというイメージを私は持っていました。
ただ、皮膚疾患…侮ることなかれ
添加物の蓄積が原因のアレルギー性皮膚炎
特に、某有名なロイヤ〇カ〇ンの療養フードは添加物のせいなのか、皮膚状態がよろしくないという話だ。私もロイヤルの封を開けた時の、ドッグフード臭には最初面食らったなぁ
小麦や大豆のアレルギーは人間の世界でもよく聞きますけれども、フードの中に微量に含まれる香料や酸化防止剤などの人工的添加物はもちろん…家畜の食べている飼料の成分に至るまで、それらを合わせて作られたフードを日々食べている愛犬の体内へ、排出出来ない分は蓄積していきます。
代謝機能が衰えるシニア期になると、体内から排出出来ずに残存したものが皮膚に表面化してくるというメカニズムらしい。排出できずに蓄積量が増えていく程、表面化する症状が酷くなり、結果的に深刻な皮膚病に陥る。
まあ、多少なりとも有害なものであっても、本来は代謝によって体外へサッサと排出されれば問題はないのでしょうけど、これが表面化してしまうのは、老化という要因を除いたとすれば、そもそもの母犬の免疫力・個体のもつ免疫力・代謝力・内臓機能の強さ…これはブリーディングの影響や、母犬自体の健康状態などが大きく影響していると思えてならない。
人間もそうらしいのですが、アレルギー体質は遺伝しやすいという話もあり…
ちなみに、筆者の方が飼われている柴犬達の中の1匹は「肉の脂全般」が全てダメだったという。だから、添加物を使っていない上質のフードを与えても、症状が収まらない事からそう結論付けられています。
ただ、逆に畜肉には、何かしら農薬などの添加物が肉内に残存しているのが普通でしょう。肉の脂質にそういう添加物の成分が多く行きやすいのかもしれないが、問題は肉そのものではなく、産業動物が食べている添加物の入った飼料が原因なので結果的に「肉が全部NG」になってしまう。
ではどうすればいいのか…?
タンパク質は、植物性の大豆と動物性では小魚(一匹そのまま使える大きさ:シコイワシやマメアジ、又は普通のイワシやアジ)を使う。手作り食と言っても、原因となるものを徹底して回避しなければ、結果的には症状が出てしまうのが難しい点ではないかと思う。
例えば、私達の食卓に並ぶ大型魚のいくつか…鮪(マグロ)・鯛(タイ)・鰤(ブリ)・勘八(カンパチ)・鮃(ヒラメ)は、天然物と蓄養(養殖)のものがあり、蓄養の大型魚は人工餌の成分が微量であれ、身に回っている可能性はあります。
また、天然の魚の体内にも魚種によっては水銀の様な有害物質が微量ですが含みますので、必ずしも安心という訳では無い。最近では海洋汚染という言葉も聞きますからね。
有害物質の含有量なんて微量なんで実際は大したことがないのかもしれないが、元々デトックス力が弱い個体の場合はこうした成分の蓄積が原因になるそうなので、蓄積量の少ない「小魚」としているのだろう。
うちのハナちゃんはここまでの注意を払う事はないと願いたいが、ドッグフード何でもオールOKという訳では決して無い。これはごく少量で、酷い下痢状態になったのを過去ログでもご紹介しました。よく見ると、添加されている栄養素の種類が多過ぎる
アレルギー体質は個体差があるし、自分の犬と他の犬の出方も食材や程度に違いがあるでしょうから、非常に奥が深いものですね
筆者の方もサロンで「肌の状態が悪い柴犬を多く見る」というお話なのだが、この原因は愛情をかけて育てている飼い主さんであってもなかなか把握しにくい事だと思うので、ご紹介させて頂きました。
普通に犬と暮らしていきたいだけなのに、そうした症状が出た場合には栄養士レベルの知識が求められる…犬の飼い主も大変な時代になってきたのかもしれない
ではこのへんでー。
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