前回は、コミュニケーションの質を高めることを中心に学びましたが、今回はNLPの変化のモデルについて、いろいろな体験学習をしました。盛りだくさんの内容で、消化するのがなかなか大変です。
項目をあげてみますが、何の事だかさっぱり、、という感じですよね。。訳が今一つしっくりこなかったり、英語がそのままカタカナになっているので、言葉の問題もあるかと思います。私自身もつい先日習ったばかりなのに、なんだったっけ?と思ったりしています。
TOTE MODEL
有意感覚エクササイズ
チャンクサイズ
サブモダリティ
アソシエイトとデソシエイト
対照分析
マッピングアクロス
メタプログラム(LABプロファイル)
ポジションチェンジ
アンカリング
一つづつ、復習がてら見てみましょう。
・TOTEモデル
「Input(入力)→「Test(比較)」→「Operate(行動・操作)」→「Test」→「Exit(離脱)」
トライ&エラーを繰り返しながら、柔軟性を持って変化してゆく。より効果的に目標達成をするためのモデル
・有意感覚セクササイズ
聴覚、視覚、感覚にそれぞれ絞ってワークすることによって、感覚を鋭敏にする
・チャンクサイズ
もともとはIT用語であるが、NLPでは観念の大きさ
チャンクアップとは、抽象化であり言語階層としてはミルトンモデル
チャンクダウンとは、具体化・詳細化であり言語としてはメタモデル
ラテラル(水平)という考え方もあり、その場合の言語はメタファー(暗喩)
・サブモダリティ
表象システム(VAK)をそれぞれ細かく分類した構成要素 (例:明るい、大きい、温かい)
・アソシエイトとデソシエイト
アソシエイト(当事者):情緒的な印象が増幅する
デソシエイト(傍観者):情緒的な印象が失われる
コンテクストにもよるが、アソシエイトで見るか、デソシエイトで見るか人によって傾向がある
・対照分析
二つの事象に対して、サブモダリティを導出し、その二つの違いを見つけること
例えば、好きな食べ物と嫌いな食べ物。それぞれに対して、どう見えるか(V), 聞こえるか(A),感じるか(K)を質問しメモする
・マッピングアクロス
サブモダリティの変化。違いを生み出す元となっているドライバー(場所や映像の明るさ、アソシエイトかデソシエイトかな等)を見つけ、それを変化させることによって物事の捉え方を変化させる。好きな食べ物を嫌いな食べ物へ。
・メタプログラム(LABプロファイル)
LABプロファイルとはLunguage and Behaviorの略。行動と言動の関係性を分析し、相手の思考パターンをプロファイリングする。それにより相手の行動を予測し影響を与えたり、相手に合わせたメッセージを伝えることができる。
10以上のカテゴリーがありますが、今回は動機づけに関わる5つのカテゴリーを習いました。
複雑すぎて、まず理解するのが大変です。そして、仮にプロファイルができても、どのようにメッセージを送るのか(影響言語)は今回の講座では簡単に触れる程度です。このLABプロファイルだけで3日間の講座があるそうです。
1)価値基準(本人にとって大切なこと)
2)方向性(目的志向型・問題回避型)
3)判断基準(内的基準型・外的基準型)
4)選択理由(オプション型・プロセス型)
5)変化・相違対応(同一性重視型・進展重視型・相違重視型・進展・相違重視型)
・ポジションチェンジ
知覚位置を変化させて、認知の幅を広げ柔軟性を高める
第一ポジション(自分)
第二ポジション(相手)
第三ポジション(第三者)
・アンカリング
強烈な体験のピークと、特定の刺激(トリガー)をつなぎ、状態を変化、コントロール、創出する方法
LABプロファイルは、対人関係を良くすることにつながるテクニックかと思うので、汎用性があります。コーチングやカウンセリングには特に有効でしょう。ただ、習熟するには、時間とコストがかかるのが難点です。
また、マッピングアクロスもコーチングなどで活かせることがあるかもしれませんが、通常の業務などではなかなか他人にワークする機会は無いかもしれません。
一方でポジションチェンジやアンカリングは自分のためにもできる手法です。
まだ折り返し地点前ですが、内容がぎっしり詰まっている講座です。忘れてしまわないよう、すこしづつ実践するのが必要です。