仁和寺 京の旅3仁和寺は世界遺産に登録されています。開基(創立者)は宇多天皇。皇室とゆかりの深い寺(門跡寺院)で、出家後の宇多法皇が住したことから、「御室御所」(おむろごしょ)と称されたけれど、現在は、宇多天皇時代の年号の(仁和)寺となっている。そんなわけで、いわゆるお寺のような雰囲気は感じられません。上の写真の正面が国宝の金堂です。慶長18年(1613年)に建立された旧皇居の正殿・紫宸殿を寛永年間(1624年-1644年)に移築したもので、近世の寝殿造の遺構です。宮殿から仏堂への用途変更に伴い、屋根を檜皮葺から瓦葺に変えるなどの改造が行われたものの、宮殿建築の雰囲気をよく残しているそう。右手にあるのは鐘楼。仁和寺は真言宗の預かりになっています。上の御影堂内部には、弘法大師像、宇多法皇像、仁和寺第2世性信親王像を安置しているそう。