丸い黄鉄鉱を求めて夕張へ② | はなくちめがねの脱若年性認知症ブログ

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自身の性格の悪さから若年性認知症のような状態になってしまったところから、脱却するために綴るブログ

このままでは、大先生のおっしゃる通り
何も見つけることができない…

教室の終わった後、以前夕張の黄鉄鉱を探していたカズちゃんにお願いして
どこでノジュールを見つけたのか、どういう産状だったのか情報を教えてもらった。

やはり紅葉山近辺から見つかっているということで
そこを踏まえて、ポイントを絞った。

最初は教えてもらったポイントにいってノジュールすら
見つけることができなかったので、改めて地質図幅を見直してみる…

以前は丸い黄鉄鉱が産出していたとの情報があった
高速道路の付近の緑化された地帯が
他のところとは違う地質が示されていて
そこがどうも気にったのでもう一度行ってみることにした。

前回行った時は緑化された際を探していたが
暗くなってきたため、時間をかけて探すことができなかった。

改めて細かく探すと、丸かったどうかはわからないが
粉々に砕けた、泥岩質のノジュールらしきものがあった。

もしかして…と思い近くをツルハシで掘ってみる。

やはり出てくるのは、丸くない泥岩らしきものだけだったが
なぜか気になって周りを散策してみることにした。

すると、高速道路の反対側に崖状になっているところがあって
露頭していたのだ。

ただここを降りたとしても、登ってこれるだろうか…と思いつつ
とにかく降りてみることにした。

斜めにゆっくり下っていって、川岸の地帯に到着
砕けた泥岩質のものが散らばっている。
露頭から崩れて落ちてきたものだろうか?

その周辺を探していると、丸いノジュールが転がっていた。
これは!と思い、ハンマーで割って中を確認すると
何も入ってはいなかった。
しかし、これはもしかするともしかするかもしれないと
周辺を重点的に探すことにした。
すると2センチほどのものから、15センチくらいのものまで
球状のノジュールを見つけることができた。

大先生が200個くらいあれば、黄鉄鉱が入っているかもしれない
とおっしゃっていたので、とにかくありったけの球状ノジュールを
持って行こうと思った。

結局30個ほどのノジュールと、木の化石らしきものを拾うことができた。
その中に一個だけ明らかに大きさの割に重量感があるノジュールがあった。
ただ、一つ一つ割っていては時間がかかりすぎるのと
割り方によってはポイントがつかないということもあって
拾ったノジュールなどを一気にリュックに詰めて
崖を登っていくことにした。

あたりも薄暗くなってきたので、急がなければと思いつつ
20Kg以上はあるであろうリュックを背負って崖を登るのは困難で
途中何度も、選別していけばよかったとか
上手い方法はなかったものかと後悔しつつ
なんとか戻ることができた。

まだ周りが見えなくなるにはもう少し時間があったので
川を渡った側の河川敷も探してみることにした。
そこにはノジュールはなかったが、黒く艶のある
大き目の石があったのでそれも持っていくことにした。

果たして30個のノジュール中に黄鉄鉱は入っているのだろうか…