杉本博司の本 | F2S 雑記帖

F2S 雑記帖

FripFirm Station 別館

 

神奈川県小田原市にある「江之浦測候所」に行ってきた。

 

そこはどんな場所?どんな目的で?・・・の説明となる文を

実は半年前に書きかけていた。

 

□ここから半年前の話です□

 

先日、1冊の本を読み終えた。
杉本博司「江之浦奇譚
 

そして今、別の1冊を読んでいる。
杉本博司「苔のむすまで

著者は、Wikipediaでは「写真家、現代美術作家、建築家、演出家」と紹介されている。
また、あるメディアでは「古美術蒐集家、文筆家」と紹介されることもあった。
2015年頃だったか、何かのきっかけで杉本博司という「写真家」がいることと知り、
2016年に東京都写真美術館で開催された「杉本博司 ロスト・ヒューマン展」に

足を運んだのが初めての接点だった。

2020年には日本経済新聞の私の履歴書に氏の半生が掲載され、
単なる写真家ではなく、只者ではない人物であると認識した。
そして、氏が小田原に「江之浦測候所」というアート施設を作っていることを知る。

江之浦測候所は、夏至や冬至の日の陽の差し方を計算に入れて配置した回廊や舞台など
私の好きな現代美術家であるジェームズ・タレルの作品に通じるものがあり、
機会をみつけて必ず訪問しようと思っている場所だ。

そのために理解を深めておこうと
雑誌「芸術新潮」2022年1月号の「杉本博司と日本の神々」特集を読み、
「江之浦奇譚」を読み、そしていま「苔のむすまで」を読んでいる。
とてもワクワクしている。

 

□半年前の話ここまで□

 

というわけで、この夏、その機会が訪れたのでした。

 

 

つづく。