親のための国民年金ガイド~子どもが二十歳になったなら~ | 着ぐるみFPの推しとお金とお仕事と

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千葉県柏市 アイビーFP相談所代表
【1級ファイナンシャルプランニング技能士・AFP】
ライフプラン・保険見直し、家計相談、資産形成、教育資金、老後資金、相続、贈与など、お気軽にお問い合わせください。

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どうも「着ぐるみFPガーベラはな」です。

お立ち寄りいただきありがとうございます。

こちらのブログでは

独立系FPとして活動する中で

知っておいて良かったと思う情報と

人生を全力で楽しむアラフィフの日常を

着ぐるみ姿でつたないイラストとともに

お届けしております。

 

 

公的年金の制度とは、老後の暮らしをはじめ、病気やけがで障害が残ったときや一家の働き手が亡くなったときに、皆で暮らしを支え合うという社会保険の考え方で作られた仕組みです。
老後のための「
老齢年金」のほか、若くても万が一の時には「障害年金」や「遺族年金」が受け取れます。ただし、必要な手続きを行わず、保険料を未納のまま放置するとこれらの年金が受け取れなくなる場合がありますので注意しましょう。

日本国内に居住している20歳以上60歳未満の方は、国民年金の被保険者(加入者)となります。
20歳になった方には、日本年金機構から国民年金(
第1号被保険者)に加入したことをお知らせします。

「日本年金機構 ホームページより」

 

子どもが20歳になりました!

というと、親としての役目もひと段落的な。

ちょっとほっとしたり。

いろいろあったと振り返って

感慨にふけったり。

誕生日プレゼントは

ちょっと奮発しようかしら、

なんて考えたり。

 

そんなところへ届く、

日本年金機構からの分厚い封筒。

(毎回、紙の無駄遣いではないのか?と

思ってしまうくらい、大量の振込票が同封されてくる。)

 

 

そうです。

日本国民である以上

20歳になったら国民年金に

強制加入となります。

すると、保険料の納付義務が。

 

健康保険とは異なり、

国民年金の保険料には

扶養内という概念がありません。

必ず、次のどれかに該当となります。

・第1号被保険者(自営業者・農業者・学生及び無職の方とその配偶者)

・第2号被保険者(会社員・公務員などの厚生年金加入者)

・第3号被保険者(2号に扶養されている配偶者)

 

つまり、学生だろうが、無職だろうが

保険料を納めなくてはなりません。

今年度(令和6年度)の保険料は

月額16,980円。

日本国民の会費、高いです。

しかも、20歳から60歳、全員同額とは。

 

正直、通貨価値が今後変化することや

少子化によるしわ寄せなどを考えると

若者に対して、老後の安心の為に

しっかり払って!

とはいいがたいのですが

障害年金や、遺族年金のことを考えると

払っておく方が安心です。

 

実際、すでに年金を受け取っている方から、

年金では生活できないと相談を受けるのですが

そもそも払っていなかったために

満額受け取れていないケースがほとんどです。

 

因みに免除制度があります。

将来の受取額は減りますが

きちんと申請して

手続きをすることで

「未納」ではなくなります。

(「未納」だと障害年金を

受け取れない可能性があります。)

 

 

 

なので、学生である長女は

「学生納付特例申請」

行いました。

毎年4月に申請用紙が届きますが

マイナポータルからも申請できます。

(長女は確定申告もe-TAXでやるので

手慣れたものです。)

10年以内は追納できるので

就職して、余裕があったら

30歳までに納めなさいと

言ってあります。

 

次女は、フリーターとなりましたので

学生納付特例申請はできません。

世帯主である父親に

所得がありますから

低所得による免除申請も無理です。

納付猶予申請は可能かもしれませんが

こちらは、いずれ払うことになります。

彼女は奨学金の返済も

始まりますので、

まぁ、厳しいよね。

予定していた専門学校の学費が

不要となりましたので

ここは、親が払ってあげましょう。

22歳の3月までね。

 

さて、この場合、

保険料を負担した親が

社会保険料控除を受けられます。

納めた保険料の全額が所得から控除されます。

我が家では、所得の高い父親が払って

10月中旬に届く

社会保険料控除証明書をもって、

年末調整時に、所得控除を受けることになります。

(セミナーなどでこの話をすると

知らない方が結構いらっしゃいます。)

 

因みにクレジットカード払いも

コード決済(PayPayなど)もできます。

前納すると割引もあります。

1年分前納すると3,620円の割引

(口座振替の場合は4,270円)

2年前納すると、15,290円の割引があるそうです。
(口座振替の場合は16,590円)

 

ん?

1年だと3,620円の割引なのに

2年だと15,290円の割引?

口座振替の方が

割引率高め?

日本年金機構もあの手この手で

確実に資金調達できた方が

計画的に運用できるということか。

督促の費用も減りますしね。

 

因みに、

来年度(令和7年度)の

国民年金保険料は

17,510円ですってガーン

おおーい!
 

 

 

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