5月になりました!

現在は一級河川と呼ばれる水系を観察していて、6月に出す本に載せるため、ちょっとギリギリなスケジュールです。

荒川水系は支流を探していて、東京都江戸川区にある旧中川を予定していたのです。

しかし、ちょっと埼玉方面に行く予定があり、そこにどうやら荒川水系の湖があるぞ?となり…。いやーお菓子買った帰りに採集いくなんて想像してなかったね!(お菓子たちは駅のロッカーに避難してもらいました笑)


荒川自体は2023年8月の第18回記事に載せていますのでそちらもぜひ。

こちら

そうだった、すんごく汚い川だったのにミカヅキモやクンショウモもいてどういうことだーとなったんでした。

今回はどうかな!?


湖は一周すると4.6kmになるそうです。うっかり歩きすぎてほぼ半周してしまいました…2キロくらい歩いたのか?そりゃ疲れるね…


5/4(土)13時台28℃ 快晴

前日も晴れ予報



A地点

この湖周辺には市営公園ができていて、湖のほぼ真ん中地点にある橋近辺、湖にそのまま入ることが出来る階段がある場所にて。苔のように緑がはびこっている場所から


B地点

橋を通ってぐるりとまわり、長方形でいうなら短辺にあたる箇所から。ちょっとゴミが多いかも…

虫じゃなさそうだけどつぶつぶしたなにかがいっぱい!



ではAから!


結論を先に言うと……


ミジンコがいっぱい〜〜〜!!!





基本的にはマルミジンコの仲間ですかね。

通常のミジンコ類はいなさそう。

この黒い謎の物体は動かず。なんかの種子とかか?


でかいワムシ!


緑が多かったので植物も豊富に見られた!


アオミドロかな。右上にも緑藻いるね


細胞がぎゅっとくっついてるのはパンドリナ


どでかい!ミジンコの抜け殻


スタウラストルム属の緑藻ぽい

ツヅミモと呼ばれてるって表記あったんだけど、ツヅミモでまず思い浮かぶのはコスマリウム属の方だと思うんだよね、あの丸い感じのやつ


いた!ミカヅキモ!!

めっちゃちっちゃいです。これが夏には大きくなるんだろなぁ



緑藻パラダイス


これはミジンコの正面からの図


ピント変えてみると2枚貝みたいです


おや、なんか見覚えあるな…殻っぽいけど


オビケイソウ!

珪藻類いるにはいるけど多くはないね


きゃー!!!クンショウモいたー!!!

これはビワクンショウモの細めの変種かもしれない。琵琶湖の固有種だけど、アユの放流で全国に運ばれてるって本に書いてあった


繊毛虫のコドネラ属の殻に見える。

中身はツボから出ちゃったんだね


ダブル正面マルミジンコ


隙間のないクンショウモ!

サメハダクンショウモかな


パンドリナ


クチビルケイソウの群体のやつかな


さっきの殻の生きてるバージョン!

ウズオビムシだ!渦鞭毛藻ですね


動いてはいないけどなんだろこれ

緑藻みたいだけど…も少し黄色かったらウログレナぽかったけど


これは中身動いた。ワムシの卵かな


卵持ちのマルミジンコぽい。もうしんじゃってる

一部の丸いやつは中身食べようとしてる動物プランクトンです


翌日、ちょっと思い立って、倍率上げて見てみたんです。対物レンズが長くなるので下手するとカバーガラス割っちゃうからあまりやれないんだけども。


スタウラストルム! 


アオミドロ!


サメハダクンショウモ!


ミカヅキモ!


上手く見れてよかったー!やはりきれいね



B地点

あの黒いツブツブ、どうやらぜんぶこいつでした

ほんとなんなんだろなー 動物ではなさそうです


抜け殻に巣食うパンドリナいっぱい見られた


こちらにはユレモがいました


ミジンコも、Aほどではないけどいっぱいいる


ちいさい珪藻も


アブラミミズだー!!油点くっきり


タルケイソウかな。ほんと長い珪藻も少ない


アオミドロいっぱい


なんだこりゃ!?

動いていました。ヒドロの系統か幼生かしら?湖にもいるのかな…


これはミズミミズ。下半身はトゲトゲ。


そして翌日の倍率アゲ

パンドリナの鞭毛もくっきり!


おお…


うわー!!奇跡的にこんな集まった!!


なかなか感動したのでもうこの動画はインスタakiduki_pに上がってます。ぜひ見てね。


4月の川はやはりまだ寒かったのかな〜

5月〜夏の観察が一番楽しいかも!


ここ、粘ればボルボックスいるのかもしれないね。

しかし遠いので…いつか野生のボルボックスみたいです。。


次は未定だけど、また海の観察もしたいなと思います♪