歴史に浸る時間 |   八女でゆったり 一日一生

  八女でゆったり 一日一生

          子どもが好きだから小学校教員になりました
                   未知の世界を見たくて海外に飛び出しました
                    現在はお茶どころ福岡県八女市に住んで世界とつながっています

以前から行ってみたい、行ってみたいと思いつつ、

行けば時間がかかるだろうなと思って二の足を踏んでいた

『岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷』を訪れました。

 

 

ここは岩戸山古墳、八女古墳群から出土した

貴重な資料を展示し、

体験事業やイベント等の情報発信を通じて、

世代や地域を超えた交流と郷土愛を育むことを目的に、

2015年11月末に開館した市の施設です。

 

想像していたよりもずっと大きくて、

ずっときれいな建物と、

広大な風景に驚かされました。

 

原生林に囲まれたこの土地は、

パワースポットとしても知られているそうです。

 

 

建物内に入ると歴史交流ステーションがあり、

動画や展示などで八女の歴史を勉強することができます。

 

パネルには子どもたちの書き込みなどもあって、

楽しく学ぶことができました。

 

 

常設展示室では『磐井の乱』のアニメが見られ、

歴史が苦手な私も、

わかりやすく学ぶことができました。

 

八女一帯を支配し、

北部九州を影響下においた筑紫君磐井は、

朝鮮半島の新羅と独自の交易ルートを持ち、

ヤマト王権に対抗するほどの勢力を誇りました。

 

この頃、九州の豪族たちは、

朝鮮半島への進出をめざすヤマト王権から

人や船や食糧を提供させられ、

不満がたまっていました。

 

磐井は、

火の国(現在の熊本県)、

豊の国(現在の大分県)と力を合わせ、

立ち上がります。

 

けれどもヤマト王権に敗北し、

この後、急速にヤマトの国家統一が進みました。

 

「九州の地を守り、人民の生活を守るのだ!」

と叫ぶ磐井の姿を観ると、

私でなくとも、

「磐井様、かっこいい!」となるに違いありません。

 

古墳群や遺跡から出土したという資料も

盛りだくさんでした。

 

 

隣接する岩戸山古墳は、

北部九州最大の前方後円墳で、

磐井の墓とされているそうです。

 

鳥のさえずりを聞き、

美しい木々や花々を眺めつつ歩いていると、

今も衰えぬ筑紫君磐井のパワーを

感じられるような気がしました。

 

予想通り、

ずいぶん長いこと観回ったのですが、

時間の経過など全然気になりませんでした。

 

あなたも『岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷』で、

歴史にたっぷり浸る時間を過ごしてみませんか?