●2010年に夫の無精子症が発覚。
その後精子提供により2012年長女イチカ、2015年次女ニコを授かり告知をした上で育児中です。
AID家族について知ってもらい、これも一つの幸せな家族のカタチなんだな、と知ってもらえたら嬉しいです。
秋の夜長に検索魔になったことで、夫に無精子症疑惑をかけていた私。
検査をしてくれる病院をやっと見つけて、街の小さな泌尿器科に夫と二人で行きました。
不妊治療とは無縁の普通の泌尿器科です。
緊張しながら診察室に夫と一緒に入り、
夫の検査をしてほしいことを先生に伝えました。
すると、
『奥さんの検査はしたの?
え?してないの?してないのに旦那さんの検査?
それはねぇ…』
自分の事は棚に上げて夫の事だけ疑ってかかってる酷い妻、に見えたんでしょうね…
ま、あながち間違ってないのかもですが
『病状はあるの?』と聞かれたのですが、
病的な…病気ぽい症状はないなあ、と馬鹿正直に解釈して、
『ありません』と答えたら、
フッっと鼻で笑われました。。。
だ、だめだ、このままでは検査受けられずに帰される!!
と思い、慌てて私が気になってることを伝えたら
先生の顔色がサッと変わり、
『検査してみましょう』と。
(検査してくれるのは嬉しいけど、やはりあんなに顔色が変わるほどのことなんだ…)
そして、検査して、
結果が出るまでしばらく待って…
呼び出されて…
『……簡単な検査ですが、精子は見つかりませんでした。無精子症の可能性があります。精密検査に出して詳しく調べますが、無精子症だとすると子どもは難しいですね。』
やっぱり。
なのか、
そんなはずは…。
なのか。
思考停止状態でしたが、
涙だけは次から次へと溢れ出しました。
私も夫も、何も返す言葉が見つからず沈黙していたら、慌てた素振りの先生が、
『奥さん、無精子症だっても離婚しないよね?するの…?しないよね…?』
と私に必死に聞いてきました。
私がしないと答えると、一人安堵した様子の先生
ちょっとズレてて、今思い返すと笑えるんですけどね(笑)
ん?いや…妻が鼻息荒くして夫を連れてやってきたから、怖い妻だと思われて、あんな質問されたのかも?12年間今まで気づかなかったけど、そうかも(笑)
まあいずれにしろ仕方ないですよね、だって小さな街の泌尿器科。
男性不妊の患者さんなんてほぼ皆無でしょうから、無精子症の診断下したのもきっと初めて、だったかもしれません。おじいちゃん先生でしたが。
結論。
無精子症の診断は、無精子症の宣告に慣れている病院をお勧めします✨
で、
この段階では、まだうっすら希望を持ってました。
精密検査するって言ってたからには、まだ無精子症と確定したわけではないかも、と。。。
検査結果は一週間後。
長い長い一週間。。。。。。。。
To be continued.