おはようございます。
今日は少々趣向を変えて音楽について書いてみます。
過去フラメンコ・ギタリストのビセンテ・アミーゴ を
何回か取り上げたことがありますが、
最もビックリしたのはグレン・グールドの演奏です。
バッハのピアノ演奏家として余りにも有名ですが、
最初良さも全然分からないまま聴いてみたら、
兎に角ビックリし、非常に魅了された訳です。
バッハ パルティータ1番 BWV825
https://youtu.be/7pj5r8anMdc?si=L7UNjw9KWt19bz9K
概要の2.Allemandeと3.Correnteを初めて聴いた驚き!
今でも良く覚えています。
バッハには厳格なイメージがありますが、
現代的で躍動感溢れる作品に驚くと共に、
本来バッハの意図した演奏なのか疑ったものです。
にもかかわらず、今日まで聴き続けている訳で、
一体自分はどこに惹かれるのか、評論に当たる中
最も自分の印象と合致したのが、辻邦生先生の文章です。
グレン・グールドの結晶
いわばバッハの中にある音楽的な純粋美感を、
蒸留水を集めるみたいに、結晶化し、
バッハにまつわる(中略)、すべて捨象されていた。
まるで、音楽の深い透明な歓喜を、(中略)感じたのだった。
『美神との饗宴の森で』新潮社1993年
これからも皆様に面白い情報を提供して参ります。