おはようございます。
日商簿記2級・3級の統一試験とネット試験。
この度合格された皆様。
『合格、おめでとうございます』
ここで簿記2級から1級、公認会計士や税理士への
ステップアップを考えておられる方も多いと思います。
そこで簿記2級からレベルアップされる際の
学習の注意点について2回に分けてお伝え致します。
まず、簿記2級で学習済みの連結会計。
出題区分表にある様に論点が非常に多くなります。
簿記 出題区分表 | 商工会議所の検定試験 (kentei.ne.jp)
また、1.資本連結だけでも内容がより多岐になっています。
ここで注意すべきなのは、
2級では学習しなかった親会社持分の概念が
1級では何の前触れもなく登場することです。
実は連結会計の学習で最も重要なことは、
非支配株主持分と対置される親会社持分を押えることです。
例えば【持分法】は上図から非支配株主持分を除いた
親会社持分のみの会計です。
また【子会社株式の追加取得・一部売却】は
非支配株主と親会社との持分の増減取引です。
更に【在外子会社等の財務諸表項目の換算】では
親会社持分の構成要素の為替相場のズレを吸収する
為替換算調整勘定が登場するのが最大の特長です。
連結会計は応用に入る程難しくなると言われますが、
その原因は2級では扱わなかった親会社持分にあります。
従って逆に2級の復習の際に親会社持分を意識することが、
1級や会計士・税理士の勉強をスムーズに進める上で大切です。
これからも皆様に有意義な情報を提供して参ります。
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