公認会計士試験・税理士試験・その他各種試験。
受験生の皆さん、こんにちは。
今回はかつて冒頭の成績で本試験を合格された方の勉強方法です。
なお、特別に彼からご寄稿頂いた内容です。
以下、彼のキャリアの概略です。
・某有名国立大学工学部出身(法学部ではありません)。
・20某年4月勉強開始。
・20翌年5月短答式本試験受験。同6月合格。
・20翌年8月論文式本試験受験。同11月合格。
・最近、2年間に渡る海外赴任を終え、帰国。
なお、私なりに見た彼のスゴイ点です。
・大学時代は法律の勉強とは全く無縁。
・合格までの勉強期間は1年5ヶ月と超短期間。
・企業法は習熟に勉強時間を相当要するので、
初心者が成績上位に入ることは、まずあり得ない。
にも関わらず、超短期間の勉強で上位入り。
以下ご本人からのメッセージです。
まず、本試験企業法の結果は以下の通りです
(本試験の成績開示で全体の4位)。
公公公第八問公第九問公公合計
素点公公39公公公33公公公572
偏差値公38.1公公31.45公公69.55
私の本試験の解答文章量は専門学校の解答例の1.5倍以上はあります。
そのため、小さめの文字でびっしり書いてあるという感じになります。
企業法は最初の1行で全てが決まると思っています。
1行だけで以後の全ての文章の印象が決まるのではないでしょうか?
大多数の受験生は作文調になっているでしょうから、論文を書いたことのある理系にはその分有利に働くでしょう。
ですから、文章の書き出しには相当気を使って、試験委員の目に留まる文章を書けるように日ごろから意識していました。
具体的には、定義からキッチリ書き出して、論理的に繋がりのある文章を書き上げられるための勉強方法でした。
基本的には専門学校のテキストの論証例の丸暗記で対応できると思いますが、私の暗記の精度は相当高いです。
ほぼ一言一句レベルの精度の暗記でした。
日々の自習では、企業法の問題文を見れば該当する条文を漏れなく挙げ、文章同士のつながりや接続詞の使い方には注意を払っていました。それを延々と繰り返した結果として、丸暗記になったということで、ハナから丸暗記したわけではないです。
会社法では、特に、800条からの訴訟関連の条文に関しては、関連論点と合わせて漏れなくあげられるようになる必要があると思います。
大多数の人の論証例は最後の方の細かい訴訟関係の論点まで到達せずに論証を終えているでしょうが、それだと論証が尻切れトンボになってしまいますので印象が良くないでしょう
(既に1行目の書き出しで勝負はついていますが…)。
次回に続く。
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