株式会社と証券市場とホリエモン。 | 連結会計よもやま話

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公認会計士試験や日商簿記検定で難解と言われる連結会計その他について色々と書き綴って行きます。
長年培ったノウハウの公開を通じて皆さんのレベルアップのお手伝いをさせて頂きたいと考えております。

2022.4.16

おはようございます。

四半期報告書。ほぼ廃止で決まりですね。

【独自】財務局への四半期報告書を廃止へ…政府が来年度にも法改正、企業負担軽減狙う

読売の記事にある様に決算短信とのダブりや

企業と監査法人の負担軽減を考えると妥当でしょう。

目立った反対意見もないので、既定路線ですね。

ところで、そもそも有価証券報告書を始めとする報告書の意義は何処にあるのか?

過去記事ですが、ご覧頂ければ幸いです。

 

2017.8.6

皆さんこんにちは、hamutora77です。

今日は暑くなりそうですね。私は終日引き籠る予定です。

 皆さんも外出される時は、水分補給をこまめになさって下さい。

 

ところで、今私はブログ記事の作成の真っ只中ですが、

これはサイバーエージェントが提供するアメブロのサービス。

パソコンはNEC、ネットはインターネットエクスプローラー。

 あれ?
これらは全て証券市場に上場している株式会社が提供しているもの。

 そうです。実は我々の社会の進歩発展の大半を株式会社や証券市場が支えていて、この仕組みがないと我々の生活が成り立たない。

その意味で、証券市場は電気・水道・ガス・道路、更にインターネット等々と同じインフラストラクチャー、社会資本なのです。 

これが証券市場・インフラのプラス面、しかし、逆にマイナス面も凄まじい。即ち、不特定多数の人間が巻き込まれて損害を被る可能性が高いのが、社会資本の常。証券市場の場合、損害を被るのは投資家ですが、彼ら、ひいては証券市場を守る仕組みがないと社会全体が成り立たなくなる。

金融商品取引法(金商法)や公認会計士の存在意義もここにある訳です。

ここで、メディアによく登場する堀江貴文氏。

彼がホリエモンに代わる新しい呼び名を募ったところ、ゼンカモ○が圧倒的多数だったのには笑ってしまったけれど(失礼!)、彼はライブドアに損害を与えたという会社法違反ではなく、不特定多数の投資家に損害を与え、それによりインフラとしての証券市場の価値も損なったという証券取引法(現在は金融商品取引法)違反による逮捕だった訳です。

 以上をまとめたのが、添付のメモです。

難病に有望な新薬のネタを持つ創薬ベンチャーが

証券市場を通じて開発資金を集めるケースですが、

ここから分かる様に財務諸表の信頼性を担保する

公認会計士制度が無ければ、証券市場どころか、

社会自体が成立しないと分かります。

その意味で投資家だけが公認会計士制度の恩恵を

受けている訳ではないのです。

 


 それにしても株式会社、ひいては証券市場は人類が生み出した最大のソフトであると良く言われますが、自分の身の回りを眺めるとホントそうだなと思います。

 

 では、今日も一日健康に気を付けて!

 

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