ど~も~!みなみです!ウインク音譜

 

前回の記事にも嬉しいご感想の数々ありがとうございました!おねがいキラキラ

空のパース意識、ぜひ取り入れてみてください~!爆  笑音譜

 

 

 

引き続き、空の描き方について私なりのやり方について語って参りたいと思います~!ニコニコキラキラ

 

 

前回は原稿に「既存の空トーン」を貼る場合についてお話ししましたが…

 

「既存の空トーンがしっくりこない場面」も結構ありますよね!笑い泣きあせる

 

「建物の隙間にわずかに見える空のピンポイント部分に『こんな大きさ・形の雲が欲しい!』と思っても、なかなか理想的な空トーンに巡りあえない…悲しい」ということ、あると思います…!笑い泣き

 

 

想定している天気や時間・季節ごとの雲の種類とかもありますし……

 

まして、前回お話したパースのことまで考えると、難易度爆上がりですよね笑い泣きあせる

 

 

 

というわけで…!今回はいよいよ……

 

 

「自分で一から描く、モノクロ原稿での空の描き方」について語って参りたいと思います!ウインクアップ

 

 

一例として

 

こういう1コマに空を作る想定で行きまーす!ウインクキラキラ

 

 

分かりやすいように、お天気や時間帯によって場合分けしていこうかしらニコニコ

 

 

 

日中・晴れた日の空の描き方 

 

 

はい!まずはおそらく最も登場頻度が高い「日中の晴れた日の空」について!

これをベースに様々な基本的な空の作り方をお伝えしまーす!照れ音譜

 

 

まずは空のベースをグラデトーンで作っていきます!チューアップ

 

空の選択範囲を作って(私はクイックマスクでバケツ塗りしてる~!)、そこにグラデトーンを貼りまーすチューキラキラ

 

 

大体こんな感じかな~!

上の方を濃く、下の方を淡くするのがポイント!ウインクキラキラ

 

濃度はお好みでいいかなぁと…!

夏は濃いめに、春は淡めにするとそれっぽくなるカモ…!

(秋、冬は場所によって濃かったり薄かったりするそう…!東京は薄くて、九州とか、雪の多い地域がたまに晴れたりすると濃いそうですびっくり

 

 

 

では次!いよいよ雲を作っていきまーす!
このトーンを削る(レイヤーマスク部分を消していく)という形で作ってもいいんですが…

個人的には「雲レイヤー」を別で作った方がやりやすい気がする!キョロキョロキラキラ

 

雲も描く過程で足したり削ったりするからさ…泣き笑い

空を直接削って作ると、その雲を足したり削ったりする過程で空がはみ出したりなんだりしがち(しかも見落としがち)なんだよね笑い泣きあせる

あと、雲のフォルムを後で参照したかったりもするから、空とは別にしておいた方が何かと便利…!グッキラキラ

 

…というわけで、雲専用レイヤーを上に重ねて、雲を描いていきたいと思いまーす!ニコニコ音譜

 

 

空のベースのグラデトーンの上に雲レイヤーを作るのですが…↓

 

 

空トーンのレイヤーマスクを、雲レイヤーにも適用させておくと便利かも!ウインク音譜

 

空トーンのレイヤーマスク部分をctrl押しながらタップすると選択範囲がチリチリと表示されるから、その状態で雲レイヤーを選んで「レイヤーマスクを作成」をタップするとできるよ~ニコニコキラキラ

 

あと、空トーンと雲レイヤーは、レイヤー構成の一番下の方に置いてね

うっかりすると、背景の線画の上に雲がかかったりしておかしなことになるので爆笑あせる

 

 

ではでは、早速この雲レイヤーに雲を描いていきたいところなのですが…!

 

 

 

 

皆さん、雲の形はどうやって作っていくと思います…?!にっこり

 

 

 

私、ホントにド初期は筆ツールだのトーン削りツールだのエアブラシ→トーン化だのでジタバタしてた時期もあったんだけど、

まぁ~~~全っっっ然上手い事描けなくて!!!笑い泣きアセアセアセアセ

 

当時のアシスタント先にめっちゃ描き慣れていらっしゃるアシさんがいらして、色々教えてもらったところ、「雲ブラシ」を使用されてるとのことで…!びっくりアップアップ

 

それを使ったら問題の八割方が解決したという…笑笑笑い泣きキラキラ

 

 

デジタルで描かれる皆さん…!!

 

こればっかりはもう意地を張らず、素直にブラシ様に頼りましょう!!泣き笑いキラキラキラキラ

 

 

「雲ブラシ」は「パース定規」と同じくらい、デジタル作画に欠かせないものだと私は思っております…!!笑い泣きキラキラ

 

 

雲を描くブラシも様々なものが出ておりますが、私のおススメがコチラ!!↓

 

 

このブラシセットが超!!優秀で!笑い泣きキラキラ

 

特にこの中の

「雲削りブラシ」という名称のものを超ヘビーユーズしてますっ!!笑い泣きキラキラ

 

私が作った空ほぼこれで作られてるわ…笑笑爆笑

他にも太陽とか、太陽のキラキラ(カメラレンズに反射してる感じの六角形のやつ)とかの素材もあって最高!!笑い泣きキラキラ

 

 

あ、あとね、このブラシセットに、さらに「完成済みの空画像データ100枚付き」のものも出てるから、今からゲットされる方はこっちの方がいいかも…!!↓↓

 

 

どちらも有料ですが、絶対お値段以上の価値ありまくりなので、よろしかったら是非~!爆  笑キラキラ(回し者じゃないよ、ただのユーザーだよ笑笑)

 

 

 

…というわけで!!

 

早速こちらの「雲削りブラシ」を使って、先ほどの空に雲を描いていきましょう!チューアップ

 

 

「雲削りブラシ」を選択して、描画色を「白」にしてキャンバスをちょんちょんってすると、

こんな感じに雲のカケラが配置されていくので、少しずつ重ねていきながら形を作っていきまーす!ニコニコ

 

前回の話も踏まえて、遠くの方の空は小さめにして…ってやってくんですが…

 

 

フツーに配置してくだけだとわりと違和感ゴリゴリになっちゃうのよね笑い泣きアセアセ

 

 

このクオリティから抜け出すのに結構苦労した!爆笑

 

 

雲の写真とか見て真似しちゃうのが一番なんですが…

 

意外と写真の通りにやっても自然になるとは限らないのが雲作画の難しいトコロでして笑い泣きアセアセ

 

あと、視線誘導とか周囲の建物の配置とかによって「ココとココに置きたいのよ~!」っていう要望にピッタリくる雲の写真があるとは限らないのがまた難しい!爆笑

 

 

で、どうしたらいいか、というと……

思い切って、細かくたくさん散らしちゃうのも一つのポイントかもしれない…!チューアップ

 

雲削りブラシのサイズをうんと大きくしたり、うんと小さくしたりして、メリハリつけながら配置しつつ、

 

時には描画色を「透明」に変えてその状態でちょんちょんして余分な部分を削ったりすると、段々馴染んできてくれるような気がします!ニコニコキラキラ

 

 

 

そして、もう一つ雲のクオリティを上げるためのポイントが、

 

“影を入れる”ということ…!びっくりアップ

 

 

さっきの空トーンより若干淡めのグラデトーンを雲の影になりそうな部分に貼っていきましょう!爆  笑音譜

(もしくは10%網トーンでもOK!)

 

グラデトーンを雲トーンの上にドーンと重ねて貼っちゃいまして…

 

デリートキーで一旦レイヤーマスク部分を全部消して(マスクして)、

そこから、雲ブラシを使って雲に重ねてちょんちょんしながら影を作っていきまーす!ウインクキラキラ

 

 

だいたい、雲の下半分あたりを中心に雲ブラシでちょんちょんしていきます…!

途中でもし「影の色味が濃いなぁ(薄いなぁ)」となったら、影用グラデトーンのグラデの位置や長さを変えて調整します!

 

 

ポイントとしては……

 

空との境目部分を完全に影で埋めるのではなく、少し白い部分を残すようにします!ニコニコ

 

反射光っぽい演出にもなりつつ、雲と空が不明瞭に溶けて境目がわからなくなってしまうのを防げますので…!ウインクキラキラ

 

 

影の部分が雲からはみ出してしまっているかもしれないので、最後にはみだし部分を消す作業をします!ニコニコ音譜

 

 

雲レイヤーの窓表示部分をctrl+タップすることで


※もしくは、雲レイヤーを選択した状態で、

メニューバーの「レイヤー」→「レイヤーから選択範囲」→「選択範囲を作成」を選ぶことで、

 

 

このように、雲を描いた部分だけをキレイに選択範囲で覆う事ができるので、

 

その状態で、改めて影グラデトーンレイヤーを選択して

ランチャーの「選択範囲外を消去」をタップすると(ランチャーが消えちゃった、って時はスペースキー押すと出てくるハズ…!)、

 

 

こんな感じに空が出来上がりまーす!チューアップアップ

 

 

わりと簡単でしょ?!ニコニコ音譜

 

 

今回は、季節を問わない無難な雲の形にしてみましたが…

 

「プロ漫画家は空一つで季節感を表現するものだ」という教えも以前受けているので…

 

 

試しに季節感バージョンも作ってみようかなぁチューアップ

 

 

夏空!!

 

入道雲がもくもく~ニコニコ

夏の雲は空の低いところにあります…!

 

こちらも先ほど紹介したブラシセットの中の「入道雲リボン」というものを使っています!

そちらに5%網トーンで、先ほどの雲削りブラシを使って影を入れました~!照れ

左上の雲は「群雲」ブラシを使いました!

 

あと、空のベースのグラデを少し濃いめにしたのと、家の影もベタで濃く塗りつぶしています!

影をくっきり濃くするのも夏らしさの表現の一つですニコニコキラキラ

 

 

次!

 

冬空!

 

どちらかというと秋空っぽくなっちゃったかしら笑い泣きあせる

 

秋冬の空は、筋雲やうろこ雲がうんと高ーいところにあるイメージ…!キョロキョロキラキラ

雲の影とかもない方がそれっぽかったりするかも?!

 

こちらも例のブラシセットの中の「筋雲」「うろこ雲」「かすれ雲」等のブラシを使っておりまーすニコニコキラキラ

 

秋冬は影とか薄めにした方が良さそうキラキラ

窓のグラデトーンも淡くしてみました~ニコニコ

 

 

実は私も秋冬空をしっかり自分で描くの初めてなもんで、へっぽこですみません爆笑アセアセ

私も引き続き精進するぞぉ~!グーキラキラ

 

 

 

 

 

引き続き、夕暮れ空や夜空の描き方を扱いたいところですが…!

かなり尺が来てしまったので次回に回しますねニコニコあせる

 

夕暮れ空はモノクロ原稿での描き方を説明してくれてるものがあまりない気がするので、ぜひぜひチェックしてみてほしい~!爆  笑音譜

 

なるべく間を空けずに更新できるよう頑張りまーす!爆笑

 

また次回!!