親から愛されて育った人。親から愛されなかった人。

親から愛されなかった人へ、伝えたい２つのこと。
あなたが悪いのではないということ。
そして、
人生の幸せは、親に愛されたかどうかで決まるのではないということ。

もし、
あなたが
親から愛されなかった、ということから
つらい思いを抱えながら
この記事に辿り着かれたなら、


親から愛されなかったのは、
絶対にあなたが悪いのではなく、
親自身の成育歴を含む問題
なのだということと、



たとえ、今まで、
親から愛されなかった人生だったとしても、

それによって
あなたの今後の人生が決まるわけではなく、

 

幸せになると決めるのはご自身で、

また、
親を許さないと決めるのも、決して間違いではない、

のです。




さらには、

親の近くにいて、親の面倒を見ることが

《親を許す》ことにつながるとは

必ずしも言えず、

親から物理的に離れることによって、
かえって

親を許せるようになることもあります。

親子関係において

「必ずこうあらねばならない」、

「必ずこうしなければならない」と、

自分や世間一般の考え方によって、

自分自身を縛らないで、

「今、どうしたら」

ご自身が一番ラクに、
幸せに生きていけるのかを

第一に考えられてよいと思います。

幼少期に親から与えられたものは、
習慣として
その後の人生に残っていきます。


 

人生で幸せになるための切符は、
《愛すること》。



親から愛された人は、

心の中に安全基地を持ち、
ごく自然に、
周りの人を愛する方法が身につきます。 

親から愛されなかった人は、
その切符を自らの手でつかめばいい。




たとえ、親から愛されなかったとしても、
誰かに必ず愛されたから、
ここまで来ているのです。

だから、
愛する方法を
たとえ親から習っていないとしても、

どこかで知っているのです。

そして、
愛する方法は、
自分で身につけることができます。





自分の力で、愛する方法を身につけた人は、
そのこと自体が、
あなたの力となるのです。

それが、人間としての素晴らしさです。




親から愛され、愛し方を自然に身につけたよりも、

親から愛されなかった自分に気づき、
愛し方を、
意識的に練習し、
身につけた人のほうが、

愛し方自体を、
愛することの大切さを、

より詳しく知っているということが、
その人にとっての、
生きる力になり得るということなのです。




親から無条件に愛されて育った人は、
無意識のうちに、
ありのままの自分を愛しています。


『愛する方法』を知っているからです。


幼い頃から、
親にありのままを受け入れられて育ったので、
自然にそれができるのです。

自分のことをありのまま受け入れられる人は、
相手のことも同じように
受け入れることができます。


ありのままの自分が受け入れられたから、
自分で自分を受け入れる。

相手を受け入れ。
相手を愛し。

相手から愛され。

自分を愛し。

親から愛されて育った人は、
そうした愛の循環が
ごく自然にできていきます。


幼い頃から、
愛する方法が身についていったのです。
 

人生で幸せになるための切符は、《愛すること》です。
 

親から愛されて育った人は、
幸せになるための切符を
自然に手に持っているようなものです。

それは、生きやすさとなります。


 

親から愛されずに育った人は、
幸せになるための切符であるはずの
《愛すること》について、
よく分からずに育っています。


親自身が、愛し方を知らなかったために、
親から、愛し方を学べずにいたのです。

それは、生きづらさとなります。

 

ですが、
親から愛されなかった、そのことだけで

人生が決まるわけではありません。

それが、
人間の可能性、
人生の素晴らしさです。

幼少期に親から受けてきたもの。

愛されたか。

愛されなかったか。


これは、確かにその後の人生の生き方に、
生きやすさ、生きづらさとして、
響いていきます。

まずは、そのことに自分で気づき、
そこから、変えていくことは可能なのです。



愛する方法を知らずにいるなら、
自らの力で学んでいけばいいのです。


幸せになる切符を持っていないために、
迷いながら、進んでいくことで
つらくなる時もあるでしょう。


遠回りをしてしまうことも
あるかもしれません。


けれども、自分で学んでいくことはできます。



生きづらさは、
親から愛されずに育ったからです。


ですが、
過去が苦しかったからといって、
これからもずっと同じように苦しいままだということは
決まっていません。


自分の生きづらさを過去のせいにしたまま、
幸せになれないと思うなら、
自分の親を憎む自分自身のことさえも、
許せずに苦しくなります。



自分の親を、ゆるしたくなければ、
許さなくていいのです。

親を許さない自分自身を許し、
今ここから、自分自身に、幸せになることをゆるしてください。

愛する方法を学べばよいのです。



親から愛されなかったからといって、
その後の人生でも苦しみも変わらずに、
他の誰からも愛されないのだと決められてなど
いないのです。


親から愛されたことも、
親から愛されなかったことも、
どちらも同じく、受け身です。


この先の人生は、

自分が主体となることで、

幸せになれるのです。
 

人は、学べます。

学ぶことで、変われるのです。
 

自分が望むならば、
今ここから、いくらでも
ありのままの自分を受け入れることが
できていきます。

自分を愛する方法を学び、
幸せになるための切符を手にすることが
できるのです。


《愛すること》が、
無意識のうちにできていなかった、
ということは、
意識的に学ぶことが必要だということです。

方法を学び、
繰り返し練習し、
身につけていくのです。

《愛すること》を意識的に学んだなら
その分だけ、
もしも、他の人が同じように悩んでいるなら、
その人の苦しみも手に取るようにわかるでしょうし、
同じように苦しんでいる方に教えることだって可能でしょう。

自ら学び取ったものは
最後には、
自分自身の力となるのです。


周りの人々と愛を交わしながら親に愛されずに育ったという過去さえも、
一つの経験だったと受け入れて、
人生を楽しむことができるんです。

物事には、必ず両面があります。

愛されなかったという面の裏には、

人に頼らずに、独自の発想で生きていく力を持っているという

強みがあります。


それが、人間の無限の可能性なのです。


 

親から愛されて育った。
親から愛されなかった。


それは、
一つの体験だに過ぎなかったのだと、
それだけで自分の人生が決まるわけではないのだと、
自分自身で
受け入れられるようになった時、
人生の流れは、
また変わっていくように思います。




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