scancutSDX1000 超便利裏技
scancutSDX1000でデザインフェスタやワンフェスで売る商品やそのパッケージを随分作りました。
マニュアルにない私のやり方を教えます。
scancutSDX1000は本当に便利です。凄い!
でも最初はブチ切れるくらい後悔しました。もー欠陥品かと返品したいくらいでしたよ。
機械の性能自体は凄い。しかし全くダメダメなのが
カッティングマット(以下省略して「マット」)
切る紙を固定するシートです。
これがホントにダメダメ
粘着になっていて紙を貼るのですが
最初は粘着が強すぎて剥がす時紙が痛みます。
でもそれも3回も使うと粘着が衰え、今度はカット中に紙がズレたり、はがれて機械に挟まったりしてもう使えません。
弱粘着と強粘着の2種ありますがどちらもこうです。
そしてマットはすぐ傷だらけになり酷くすると貫通して穴が開きます。傷の箇所は凸凹できるのでそこから粘着が弱くなります。
メーカーさんは「消耗品なので。、、。」とサラッといいますが1,650円もするのがこんなにすぐダメになるのは納得いきませんよ。
そこで同じ悩みを持つ人をネットで探しました。皆さん色々工夫されてます。
私なりに参考にして以下の方法に落ち着きました。
1 クリアファイルを貼る
これはいくつかのサイトでも紹介されていた方法です。
マットに直接、紙を貼らずクリアファイルを貼りその上に紙を貼ります。
1 A4クリアファイルのヒートシール部を切って延ばします。
2 マットに貼る
マットのカットスペースの幅が300㎜なのでほぼ横はきっちりはまります。縦ははみでますが切る必要はないです。
この時重要なのが貼る位置
scancutは切る前にマットのある部分をちょっとつついいてからカットをはじめます。ここと紙の表面の高低差で紙の厚さを計測します。クリアファイルを貼ったわけですから今度はクリアファイル表面が0地点になります。
その部分(図)までクリアファイルを貼ります。
2 クリアファイルの上にペーパーセントで紙を貼る
スプレー糊で粘着補強する方法は紹介されてましたが私はペーパーセントを使います。
理由はスプレー糊は糊が部屋中に充満するからです。健康に悪いですよコレ。私はオフィスビルの狭い部屋で作業するのでコレはできるだけ避けたい。
用意するもの
MITSUWA(ミツワ)ペーパーセメント Sコート(片面塗り)
ミツワペーパーセメント ソルベント
ミツワ ラバークリーナー
この場合巻き型より平板型のほうが使いやすいです
いや、懐かしい!若モンは見たことないでしょう。世界のグラフィックデザイナーはMacが普及する前はこれで紙を切ったり貼ったりして版下を作ってたのだ。信じられるか?
今頃またこれの世話になるとは思わなんだ。
以上3点で2000~2500円位です。
使い方
1 ペーパーセントをソルベントでシャバシャバに薄める
ペーセメは購入時は結構粘性がありますがそれを溶剤であるソルベント(以下「ソルベ」で薄めます。
理由はできるだけ薄く均一に塗りたいからです。
どの位シャバシャバかというと
付属の刷毛を2センチくらい漬けてつーっと3~4秒糸をひくくらいかな。
2 これを刷毛でクリアファイルの上に均一に塗ります。
紙を貼るところだけ塗ればいい。
そしてカット
2 紙をソルベで剥がす
ペーセメはかなり強力です。ヘラでははがれません。
しかし
1 ソルベをちょいたらす。 あら不思議
一瞬で粘着は喪失しぺろっとはがれます。
ソルベは超速乾性ですので数秒で乾きます。乾くとペーセメはまた元の粘着力を取り戻します。
剥がす作業が早い早い。
2 余計なペーセメをラバークリーナーで落とす。
紙の裏面にところどころペーセメのベタつきが残ります。でもラバークリーナーでこすると綺麗にとれます。
ペーセメがはがれた部分は粘着が弱くなりますがその部分だけ刷毛でぬりたし補充すれば何回も同じ物が使えます。
でも流石に4.5回カットすると傷だらけになります。
でもその時はクリアファイルだけとりかえればいいのです。安いから惜しくはありませんよね。
ソルベはクリアファイルをマットから剥がす時も使えます。
これのいい点は
・粘着力のオン、オフ自在
例えば次のような時便利
・シールのフルカット
シールにハーフカットでないフルカットをする時は直接マットには貼れません。剥がす時シールの剝離紙がマットに残ってしまいます。しかしソルベで剥がすとシールごと綺麗に剥がれます。ソルベはペーセメに一番効くからです。
・レンチキュラーシートのカット
レンチキュラーシートは透明なプラ版に裏から印刷されています。直接マットに貼るとインクがマットにくっついてマットが使い物にならなくなります。これもソルベを使うとインクが残る事はなく綺麗に剥がれます。
・粘着力を付けたい部分だけ付けられる。
スプレー糊ではマスキングという作業が必要ですが刷毛塗りでいいので部分的に塗れます。
不便な点
・刷毛塗りはちょっと面倒
スプレー糊を使いまくれる作業場のある人はそっちのほうがいいかもしれません。
・ペーセメがあちこちベタベタとくっつく。
対策:ラバークリーナーで豆にとるしかないです、、。
その他
注意
・マットはアマゾンで買ってはいけません。
丸めて箱に入れられるので巻き癖が付いてしまってます。巻き癖はわずかでもあるとダメです。これを機械にいれると一発で角が折れてオシャカになります。
ユーロポートで直接買うのをお勧めしますです。
以上をおさえればscancutSDX1000は大変便利な道具です。
私は工作にはもう手放せません。
あとあると便利道具
・丸型ミニシール
・ピンセット
作動を見ていて粘着が剥がれそうな部分があったらさっとこれを貼って補強できます。









