可哀想な しろ は
昨夜も車の下で香箱を組み
待っていました。
わたしが餌を持って行っても
食べない。
餌だけ置いて帰ろうと思ったら
やたら尻尾をピンと立てて鳴く。
尻尾の付け根を軽くちょんちょんと
触ったら、鳴きながら公園側へ誘導され
ゴロンとお腹を見せた。
恐る恐るお腹を撫でるとジッとわたしの
顔を見た。
そろそろ帰るかと立ち上がると
大きな声でニャオー、ニャオー
と鳴きながら小走りで追いかけてくる
まずい・・・もうマンションの近くに来てしまった。
わたしは振り返ることなくダッシュで
マンションの中へ。
それから、ずっとずっと考えた。
パパさんが様子を見に公園へ行くと
そこにはパパさんに懐いている
クロと茶トラがいて、茶トラは、しろに向かって
威嚇していたらしい。
そして、クロは餌を食べていたそう。
そんなしろは、少し離れた距離で
香箱を組み、逃げることも近寄ることもなく
ジッとしていたそうだ。
もしかしたら、らったんとうまくいくかも。
以前、失敗があったので、2匹目の保護は
諦めようと思っていた。
ただ、前回はちょっとワケありの子で
ボランティアさんからの依頼だった。
目が片目見えないかもしれない。
パパさんは、そういう猫ほど優先する
という考えで引き受けた。
ところが目の手術をするために
本来なら母親から猫社会を学ぶべき時期に
長期入院していたものだから、全く猫社会を
理解出来ていない暴れん坊の子猫だった。
隔離しても大声で鳴き続けて
出せ出せそっちの部屋(らったんの居る部屋)
へ行かせろ!とあんなに小さな体でスピーカまで
倒した。窓ガラスが割れなくて良かったと
パパさんは言っていたけど、不運にも
パパさんは旅行中。
わたしひとりがパニックになり
急遽ボランティアさんに連絡をして
やはり無理ですとお断りした経験がある。
(らったんの縄張りにヅカヅカと入って来て
らったんはストレスで吐いたり、
ご飯を食べなくなったり
トイレもあまり行かなくなってしまったのです)
その時の子猫は猫おばさんの家に戻り
話を聞くと凄く元気で他の猫に
喧嘩を売るは、外に出せと騒ぐわ
出したら出したで1週間戻らない日もあるとかで
やはり、イエネコになれるタイプと
なれないタイプがいるようなのです。
とりあえず、元気にしているようで
良かったのですが、あの時の失敗を繰り返したくない。
今回はどうなのだろう。
しろの様子を伺う限りでは
争いごとは嫌い、ひとりぽつんも平気そうだ。
でも凄く甘えてくる。
どうなんだろう・・・
朝、パパさんに話すと協力はするけど
面倒を見るのはお前だよと。
早速、ケージをチェックすると
あと10分以内に購入すれば今日中に届くと
いうのがあって、先ほど届きました。
わが家は狭いので隔離部屋が
お風呂場の脱衣所となってしまいました。
ケージの大きさもギリギリ。
あとは、今日、保護出来るかどうかだ。
今日が無理でも数日は待機するつもり。
今夜、どうなるか。