本題に入る前に、少しだけ神戸の南京便を追ってきた話題を簡単にぶっ込みます。
太陽が低くなって神戸は終日逆光が厳しくなりつつあります。春や夏は太陽がお高くていらっしゃいますのでまだまあどうにかなるんですが10月は本当に黒つぶれします。
しかしスペマが来るとなると話は別なので、一応光線状態の偵察も兼ねて見に行くことにしました。
この日入ったのはB-6717で、まあ牡丹号とでも呼びましょうか(国航「呼んだ?」)、これがやっと南京に入ってくれたので見に行ったのです。
この頃の吉祥は早発することも珍しくないのですが、すっかり失念したままポイントへ向っているとエアバンから「...Hold short of R/W27 HO1508」が聞こえてきました。
ん、もうそこまで行ってんのやばくね!?
ここでやっとあわててT6へ行ったわけですがなんとかトラフィックの加減でまだホールドしてくれていました。
A320-214 B-6717
後追いカットはまだ順光ですが、ラインナップの時点ではすでにかなりド正面光線で厳しいものがあります。
離陸滑走はこんな感じでした。
もう完全に逆光ですね。ですがまあ関空のB上がりよりかはまだマシかも?
翌日は「干し柿号」が入りました。
いや懐かしいなそれ、とおもった方、鋭いですね。この機体、つい最近までPWエンジンの問題に関連してか長らくモスボールされていて、復帰後初の日本路線がこの日の神戸=南京だったというわけです。久しぶりに感じるのも無理はありません。
A320-271N B-326J
B-6717と24時間しか違わないので光線状態はさして変わりません。
かつては32Nは上海線にしか投入はなかったのですがこの頃は南京線にも飛んでいますね。
元々離陸滑走シーンはどの季節でも難しいのにこれからさらに難しくなるので、ここからはどこから撮るのか工夫が必要です。
余談ですが、未捕獲レジの捕獲に出かけた際のことです。
R/W09運用だったのでそっちに降りると踏んで出かけ、T5のバケートで順光になるところを抑える算段でデッキへ。
ブレーキの加減ではデッキからみて右にあるT4から抜けられてしまい、そうなるとどうしようもありませんがそれはこっちでどうにかなるものではありません。
狙い目が降りてリバースをかけますが、T4はこれは少し曲がるには間に合わなさそうなスピードで減速していきます。
もう少しでT4から抜けられたのになあ..まあしめたもんじゃとカメラを構えたそのとき、なんとなんとそのまま行き過ぎかけたT4に強引に曲がっていくではありませんか。
A320-271N B-321C
中心線の先に左主脚があることから分かるように、90°越えの大ターンです。
いやーYoutubeでそういう動画を見たことはありましたが目の前でこれをやられるとは...
結局この便はこのショットが限界でした。
さてすいませんすっかり前段が長くなりました。
どういう風の吹き回しか羽田と千歳の2路線に773が設定されました。天気予報は晴れ、もしかするとこれは並ぶか..?と友人と打ち合わせて出撃を決定。
元々両便は10分程度の差があるのですが、奇しくもうまい具合に遅延が重なり同発となりました。
いやはや、特に青組の773が2機が並ぶなんて筆者は随分な久しぶりに感じますが、少なくとも7,8年ぶりぐらいじゃないでしょうかね?筆者は2017年に(厳密に同時間帯に並んでいたかは定かではないが)773を同日に見た覚えがありますが、それ以来です。
と、その前にQ400大先生がBランへ回ってきました。
DHC8-Q402 JA846A
いやーもうね原田へ行くと高確率でこの尊k..(以下賛辞の言葉中略)..と言っているうちに轟音を響かせて飛んで行きました。
あゝなんて至福の時間なんでしょう。
そんなこんなで1機目のJA755Aは羽田に向けラインナップ。
まさかの原田でツーショットが撮れてしまいました。
え、こんなシーン見ちゃっていいんですか!?!?
777全盛期の頃には確かにこんなシーンも珍しくなかったような気もしますが、ここ数年はそもそも773が伊丹にレギュラーで入る機会が激減していることもあって今後同じ光景があるか、あったとて、このようないい条件が整うか...これは未来が答え合わせしてくれるでしょう。
777-381 JA755A
773の中ではかなり捕獲に苦労したJA755A。なかなか思ったようには撮れないのがもどかしい機体でしたが、なんと順光原田でいただくことができました。
続いて千歳へ向かうNH983/JA753Aの番です。
777-381 JA753A
773の中では比較的撮る機会の多い753A。前のカメラで一度、今年も5月末にここ原田で撮れた機体です。
あとは754Aがここで撮れたらいいですね。あとは751A、あのー751Aね、これまじで全然会えないんですよ。
羽田でもなかなか見かけないし伊丹だとPW問題解消後の復帰第一便をデッキから見たのが前回、その前は「心ひとつに🔴がんばろうニッポン」という有様。原田で一度は撮りたいものの今は重整備に入っているそうで、まだしばらく格闘が続きそうです。
さて、このあとは副産物たちです。
A321-271N JA135A
2年ほど前に雨にレンズが滲んで惨敗した135A、あのあと済南で休眠、一度帰国するも営業に入ることなく再び済南へ。9月に入ってようやく1年強ぶりの復帰を果たしていましたが、ようやっと晴天のもと出会えました。
致命的な再履修はJA133Aくらいですが、先日戻ってきたJA152Aももう2年半以上見ていないのでそろそろ撮りたいですね。
A350-941 JA12XJ
この日の那覇線はX11が入っていました。羽田線に359が入ってもX12のことが多く(JA15XJ運航のJL121が30分遅れで15時に飛んだ時はもう那覇やん!!って突っ込みましたけども)、それゆえ(?)那覇にX11という発想はありませんでしたねえ。
実際発動率でも見てもかなり珍しいんじゃないでしょうか。12XJは再履修だったので(X11は再履修だらけですよ)いい機会になりました。
737-846/Wl JA343J
最後は738で〆ました。近年増えてきたWi-Fi移設はこの機にも広がり、9/1-27の広州整備で改修が施されました。本体のPIP機では初めての事例となりました(NUでは350Jが先行して改修済み)。この改修ではWi-Fi移設に伴いACLも前方に移設されていますが、PIPであるが故にここに影響はあるのかが関心でありました。
まあいうてレンズの形が違うだけですが、「だけ」では済まないこともある業界だけに念の為見ておきたかったのです。
結局非PIPと同じ位置に移設されましたが、これも結果論。気になったことは見ておくに越したことはないですね。
と、そんなわけでさまざま副産物に恵まれて短時間ながら楽しむことができました。
せっかくのゆっくりできるシーズンなので機会をみて特に狙い目がなくても行けたらいいと思っています。