なんだか街を歩いていたらもうハロウィーンが云々みたいな流れが少しずつ目に入ってきました。

早すぎるんですよこれが。トリックオアトリートが済んだらもうサンタさんが来襲してかと思えばもう年越しワッショイですからね。

商業界の季節感覚があまりにも違うのでしょうが、それを差し引いても小さかった子供の頃に比べると確かにそれくらいには日程の間隔に対する感覚が縮んでいる気がします。

筆者はここ数年ずっと忙し方ずくめだった反動で今時期が少し空きシーズンで、今までにない頻度でこのブログもテテステとキーボードを叩いて書き換えたり新しく書いたりなどできています。ありがたいことです。

そんなわけで1日あたりの記憶がはるか高空の酸素の如く薄くなってしまい、日記の宿題が今もあったら完全に詰んでいるところでした(あれは提出するから書きづらいのであって提出しないとなったらいくらでも書けそうな気がしますけどね)。

 

とは言っても伊丹が連日晴れに恵まれたのはかなりデカい成果で、ここ数日は頻繁に顔を出しています。そろそろ監視カメラに顔を覚えられそうな気がします。

逆にこれまでお世話になった神戸はSJXやKEのレジ集めが9割方済んでいることもあってあまり行かなくなりました。

 

さて、この1週間付近の民間航空のニュースといえばJA17XJのデリバリーが真っ先に挙げられますね。

長らく17機体制が続いていた日航の359も本機の運用入りで本来の16機体制が復活することになります。そんなわけで2年半?ぶりの359たる17XJがなんと初日から伊丹にやってきました。JL903(羽田張り付き運用)デビューと聞いていたのでぐっすり寝ていたら運用変更でJL905→J2084ときていたらしくひっくり返ってしまいましたが、以降慎重に見ていたので伊丹飛来2日目を狙うべく駆りだす事にしました。

 

もうかれこれ5年は上に上がっていない原田に到着、今回も下から狙います。

最初にやってきたのは...

737-846/WL JA338J

5年ぶりくらいの遭遇だった338J。日航の738はどうも数年単位でよく遭う周期と全然出遭わない周期があると思っていて、後者にあたって長らくご無沙汰だった機でした。前回の捕獲が(JEXから)本家への移籍再履修だったので3回目でようやっと左頭を回収です。

 

早速17XJがアプローチしてきましたが...

A350-941 JA17XJ

狙ったのはSATCOM。真横カットは上りで撮る事にして(よく故障を引く身にしては折り返しが故障欠航のリスクを背負いながらにして思い切ったことやったと思いますが)降りはこのカットの回収に専念。何かというとこの機体に載っかっているSATCOMはLCSという進化型のSATCOMなんですね。


これは同日機材変更で羽田線に投入された03XJのSATCOMですが、形状が異なりますね。

LCSは2022年の10月(だったかな)から装備が始まったのでJA16XJはギリギリ旧型なのです。もちろん35Kは逆に全機これなのですが、359にあっては本機が初ということもあってぜひ相違点として回収しておきたかったのです。

 

さてLCSが回収できたので折り返しまで待ちましょう。

 

CL600-2C10 JA07RJ

前回捕獲に苦戦したと書いた07RJ、まさかのこの日もすました顔で転がってきました。

初捕獲には死ぬほど苦しんだ挙句一度撮れたらあとは嫌というほど撮れるジンクス、筆者だけではないはず。

 

UC-35A 97-0103

前回のC-40ほどのギャラリーではありませんでしたが、米陸軍のUC-35が小柄な機体にも関わらずBランへ回ってきてくれました。どうやら近隣で演習のあった関連だそうで、機体自体は日本駐在なのでさほど珍しくはないのですが伊丹にいることは比較的レアだと思います。

米軍の場合必ずしもその読み解き方をするとハズすぞというツッコミは華麗にかわしたとして、7-というレジから察せる通り(数字的には2007もあり得ますがそんな新しい機体ではない)1997年度調達分でもう28年選手です。

ベースになったのはセスナのサイテーションで、うちセスナ560というモデルがベースになっています。

朝日新聞がこのモデルを社用機に持っていますね。

 

737-881/WL JA80AN

738の中でこの機体はどうしても曇るジンクスがあったのですが今回やっとその法則が外れてくれました。

空振り6回を経ての再履修。小さな成果ですが成果は成果です。

 

767-346ER/WL JA620J

SS6運航便は今でも607Jが主体ですがこの日は620Jがやってきました。

 

737-846/WL JA342J

デカールということもあり決して息が長くがなさそうな342J、前回はヌル光線だったものの今回は奇跡的に晴れ光線の下回収に成功。

 

737-881/WL JA51AN

前回はド派手に曇られたJA51ANも今回やっと回収。

この機体も例外なくフルリペをくらい同機としては初のノーマルを纏う事になりました。

 

そしてJL2084は無事P/B。もちろん飛んで行くまで油断はできないのですが、

A350-941 JA17XJ

無事故障する事なく定刻で折り返していきました。

筆者には珍しい一発での履修完了です。

ちなみに塗装もJA16XJやJA11XJと照合をかけましたが、機体ごとに異なるWL以外は差異を見出すことはできませんでした。

 

787-881 JA811A

(主翼を塗り替えたのかわからないのであえてフルリペという言葉を避けた)リペ後ようやく晴れた811A。

本機は78Pの中でもダンンンンンントツの低遭遇率を誇る機体で、前回は千里川、その前は機内、その前はドン曇り原田となかなか綺麗なカットを撮らせてもらえませんでした。

今回ようやく787ロゴ消去後の(天気的)晴れ姿をいただくことができました。

 

今回これを機に78Pの履修状況を見てみたのですが見事にどの機も素晴らしい悪天候に恵まれていて再履修の機体が山ほど出てきました。マズイ!!!

 

737-846/WL JA306J

318J以来ドメ機材には普及のそぶりが全く見えなかったWi-Fi移設、唐突に普及が始まりすでに4機が改修済みです。

 

日を改めて、今度は第三次フルリペ適用で帰国した74ANを改修するべく伊丹へ出向きます。

777-381 JA752A

確か前日、羽田が台風で午後から乱れた関係で(ホンモノの)風が吹けば桶屋が儲かる的な玉突きで午後便に773が参戦。

752Aは773の中で2番目に遭遇率が低く晴れカットなどあるわけもなかったのですが今回無事にいただくことができました。

あとは751Aだけですねやつは本当に遭わねえのでそろそろください〜


CL600-2C10 JA10RJ

ちょっと前から運用が始まった10RJのスペマ。こっちは確かサッカー関連でしたが、なんにしろBに降りてきたのは幸いでした。
 

737-881/WL JA58AN

さて遭遇自体はありがたいものでもう3,4回目なのですが毎回上がりが日没後ということで上がりはこれが初めてでした。

そろそろ下の隠しデザインが出てきてもおかしくはないのでこの機会に撮れてよかったです。

 

777-281ER JA744A

なんかもう同じことしか書いていない気がしますが772の中で最も遭遇率が低いのがこの744A。

715Aなんぞはもう嫌というほど撮れていますが744AはPWロゴがなくなってからは初ですしその前は"行こう2020"という恐ろしい時間の流れ方をしています。

2020というとすごく未来的な指標(転換点?)みたいな印象を持っていましたが、今や5年前ですから困ったものです。

 

そして本題がやってきます。

737-881/WL JA74AN
どうも整備前のサマを見るに主翼の塗装に痛みが顕著であったようで、故のフルリペも一因かなと憶測しています。

この機体がフルリペを喰らったことでIOJタグ記入後を起点に置いたときの純粋の姿を残すはJA7*AN台でも76AN,78ANだけになりました。75ANは主翼のみ更新のリペで帰ってきたのですが胴体の塗装がいつ付随するのかは知り得ません。

 

767-346ER JA623J

これも4年半ぶりの遭遇だった623J。A25にしてはかなり長いこと運用が合わなかった機体で一体どこで何をしてたのかというレベルです。というかA25のような夢に出るレベルで見れるコンフィグですらこんなに開くケースがあることの方が恐怖です。

全く油断なりませんやん全てにおいて。

 

で、これをとってる時点ですでに背後になんかおるのですっかり腰が抜けかけてしまいました(ギリ耐えた)。

DHC8-Q402NG JA461A

あゝなんたることや。よりによって461AがBランに回ってきたではありませんか。

崇めるべきQ400の、それもエコプロが勇ましい轟音と共に目の前におるのですから致死量のQ400成分が瞬時に供給されたのはいうまでもありません。だいたい飛行機の経済寿命は20年、Q400のようなコミューター機で15年とよく言われますがQ400に15年の歳月はあまりに短く無限の活躍を与えたいことかぎりなs あ飛んでしまう

見惚れている間に飛ばれそうで危なかったのですが無事改修。SDカードがこのカットでちょうど残量ゼロと久々に肝の冷える撮りかたでした。日々徳を積んだ成果はこれでしょうか、幸いヒトは徳を積むにあたりペイロード制限もバランスを考慮する必要もないので積めるだけ積むべきだと痛感しました。

なにしろ1日の締めとして本当にふさわしい展開でした。

 

さらに翌日、JA986Aがデビュー。この機体は既報の通りデリバリーフライトの出発にあたって色々あって一ヶ月ほど米国で足止めを喰らったなんとも出だしに苦労した機材なのですがとうとう待ち焦がれた日本の地を踏み、就航前整備を経てようやっと営業入りの運びになったわけです。初便は長崎便。もちろん所定に78Kがない路線なので仮にも伊丹に78Kの設定があればこの機体が回ってくる可能性が極めて高いのです。この時筆者は関空にいたのですが予想外に06に縛られ撮れ高ゼロでウンザリしてきてしまっていました。と、NH26/32に78Kの文字を発見。これは...逆算すると長崎便が羽田に着いた50分後の出発。かなり怪しい!!

即座にホールを飛び出し伊丹へ。

上りに間に合わせるべくできるところを詰めて伊丹へ。幸い30分のディレイがかかっておりそれを逆手にとってなんとか間に合わせることができました。

737-8AL/WL JA90AN

久々に見た気がする90AN。綺麗な順光カットはまだなかったのでここで回収。

 

すぐに986Aが回ってきました。

787-10 JA986A

ピッカピカでした。さすが新造機。現状78Kが所定で伊丹便はないので(どうせ冬には入る時期があるんでしょうけど)綺麗なうちに撮っておきたいところ、思惑通りにコトが運んだのは幸いでした。それに初日を撮れているという時間的価値もありますからね。

大概曇ったりなどして再履修になることが多いのですが今回は問題なし。このドタバタも含めて思い出深い1機になるのは間違いなさそうです。

 

737-8AL/WL JA89AN

俗にリース機の一群で括られる87AN~90ANはどうもこの頃ご縁がなかったのですが89ANも久しぶりに久しぶりに撮ることが出来ました。88AN,90ANのWLが片違えになっているので希少な(?)オリジナルな姿を保つ機体です。

 

777-281ER JA743A

この機体も悪天候大魔神だったC3-PO。確かC3-PO、映画中でもR2に振り回されて「もうゴメンだ〜」みたいなことを言っていたと思いますが、筆者に言わせればそれはこっちのセリフで、この機体が来る=曇天が確定して「もうゴメンだ〜」と文字通りオテアゲだったのです。

しかし昨年の5月で晴れて以来流れが変わり、今度は夕方で初めて晴れました。デビュー時から知っているとは思えない条件に応じた捕獲速度の遅さ。

この塗装もいよいよ終焉の報せが公式に出されましたが、昼・夕方カットが撮れたことであとは名残惜しく見慣れた黄色を見納めるだけの気持ちでいられるようになりました。

 

さて、これは一つだけ後日なのですがJL119/JL124に77Wが設定されたので見に行ってきました。この便に77Wは珍しい...?

最初は撮るつもりじゃなかったのですがなんだか虫のNOTAMというやつでしょうか、行った方がいい気が唐突にして、そうするといてもたってもいられなくなって足の赴くまま原田に滑り込みました。

777-346ER JA743J

この機体の左頭はいまだに撮れた試しがなかったので収穫でした。

まだ退役宣告が出ていない(米籍予約登録なし)機体だけに今回急がなくてもこれから撮れるかもしれませんが、撮れたら撮れたでそれは結果論。行けるうちに行っとけよと深層が背中を押してくれたのかもしれません。

果たしてこれが最後になるのか、それはその時に答え合わせするとしましょう。

 

さてなんだかんだでこの数ヶ月とてつもなく伊丹に楽しませてもらっています。

この趣味ももう短くないのですがいまだに半日粘れるような楽しみができているのはありがたいことです。

 

まだまだ暑いので一日中原田の民となって駐車場に立ち尽くすようなことはもう体力的にできたものではありませんが、短時間であっても行きたいと思った時に行きたいですね。

そうやって熱を注いでいればエコプロのB上りのような思わぬ大きなゴホウビが図らずして降ってくるやもわかりませんね。