GW明けて早々、神戸にベルーガが来るということで出撃することにしました。通関のため事前に関空には降りるので、関空上がりを狙ってもよかったのですがあれこれ勘案して結局神戸で迎え撃つことにしました。
小さい空港だからどうにかなる…というわけではありません。特定の狙い目がいる場合、神戸は非常に難しい空港なのです。公式が予告したこともありデッキの人出は多いと見込まれたのでいくつかプランは練っていました。
R/W27に降りる場合、
T6横から浮きの真横を狙うのが良さそうです。ただしR/W09に降りられると全くここからは見えないので何も撮ることができません。
R/W09に降りる場合、
ここから浮きショットを狙うのが良さそうです。ただし27に回られると何も撮れないというリスクを背負います。
いくつかの保険ショットも検討しました。
デッキはどちらに降りても真横が狙えますが何しろ人も多い。階段は閉鎖、カメラ穴だって思うように使えるとは限りません。他人と同じショットを量産してしまうということは大して気にしませんでしたが、 照明灯も極めて大きな邪魔になるなど思うように撮れないストレスはデメリットでした。
最後の保険が
1番スポット付近です。ここならどちらに降りてもグランドレベルで真横が回収できるという美味しさがある一方、陽炎の影響は避けられず地上支援機材が目の前に停められ撮れなくなる致命的リスクをはらんでいました。
なにはともあれ到着に間に合うよう空港へ。ATISとTWRを交互にモニターしながらどう動くか考えます。
737-881/WL JA67AN
最初に見えたのは67AN。恥ずかしながら営業運航中の姿は初めて見ました😅
本来なら真横を狙いたいところですが、今日はそんなことやっている場合ではないので泣く泣くパス。デッキの混雑度偵察も兼ねてデッキへ上がります。
仮真横を捕獲。この時点でATISはILS-R/W09 CCL-R/W27を告げていましたが、神戸はATISが何と言おうとオポジット運用を行う可能性があるので、この段階ではベタアングルながらどちらに降りても対応できるデッキで撮るつもりでした。
CSFFは新デザインになっていました。
と、ここでATISが更新。ILS-R/W09のみ告げ、全日空のA321もR/W09から離陸して行きました。こうなると外来機だけにATISに忠実にR/W09に降りる気がしてきました。しかし風が3ktという実に微妙な数値。トラフィック次第ではR/W27に回されるリスクがありました。
しかし前述の考えに則り、浮きショットが狙えるスポットに向かうことを決断、テクテクと歩き始めます。
歩いている間にもスカイマークが27かは上がるなど本当に動いてよかったのか葛藤し続けましたが、管制がベルーガに告げたのは「R/W09」。本当に判断ミスらなくてよかったです。
護岸の壁から独特のフォルムが姿を現しました。そしてCF6独特の金属音を奏でつつ…
A300-608ST F-GSTB
無事にキマりました!浮きショットを狙えたのはこの近辺のみなので、ここに来て本当によかったです。デッキは鈴なり状態でしたがここは10数人がまばらにいる程度。立ち位置の変更も効きやすく、とてもいい撮影環境でした。
このあとは用事があったので再びターミナルの方向へ。
BK117-C2 JA01HK
6年ぶりに捕獲した消防隊のBK117。光線が良すぎて大満足です。心なしかクルーもベルーガをみているように見えます。
このあたりは本当に人が多かったですね。
このあとは隙間からディテールを何枚か撮って帰途につきました。
その途上にもVFRの多い神戸での撮影の難しさをしみじみと感じたのでした。
あの空港はエアバンド必須です。FR24だけでは処理できません。実に奥の深い空港であることを心から思い知らされたのであります。