〜ピーチとはどんなエアラインなのか〜

めっちゃ暑くなってきました。あんまり急だと滅入ってしまいます。

さてこのブログの中の人のうち、はむwaysが昨年APJことピーチにのる機会があったので、折角ということもあってピーチについてなぜか本人ではなくたまねぎ丼がツラツラ書いてみようと思います。

 

 

ざっと概要をまとめてみますと

正式名称

PeachAviation

コード

APJ/MM

拠点

関空・成田・那覇

機材

A320×32                 A321×1

就航先

関空・成田・那覇・千歳・仙台etc…

というかんじになります。

 

それまでLCCのなかった日本に、全日空が香港の投資ファンドと協力して立ち上げたA&F aviationがその源流です。

その後使用機材としてA320が選定、導入まで時間のかからないリース機としたうえで、ついでに塗装も発表されましたが、インパクトのある色使いとデザインはとても斬新でしたね。

そして拠点を関空に置くこととされたのですが、第1ターミナルが使えなかったためチェックインはエアロプラザに置き、ターミナルは貨物エリアの一部を改装して利用する変則的な運用が行われました。

その後2期島に専用ターミナルが完成し、現在にいたるまでそこを使用しています。

後に第三ターミナルが開業し、国際線はそちらへ移転しました。

 

 

 

<使用機種>

使用機材は最近までA320に統一されていましたが、A321が加わりました。

1 A320ceo

A320は言うまでもなくエアバスのベストセラー機で、ピーチではモノクラス180もしくは188席で運用しています。

2011年より導入がはじまり、総計は46機を数えています。

元バニラエアの機体が11機、ピーチが元から運用する機材が35機という内訳になっていますが、バニラの機体とA320neoについては初期の機体を置き換えながら導入されたため、同時にこの機数在籍したわけではありません。

エンジンはCFM56-5B4/Pで、A320の装備できるCFM56の中では推力の大きいものを使っています。

こちらがもっとも標準のA320です。A320ユーザーの多くが新規導入機の翼端をシャークレットに切り替える中ピーチはコストの観点からウイングチップ装備機を導入し続けました。また塗装面においてもこのデザインが標準となっています。また、JA804Pからはシートが薄型に変わりましたが、利用者の声を受けてJA811P以降は以前の厚手のものに戻した経緯があります。

ピーチの数多いA320の中でも異質なのが、

JA824Pです。元来この機体はバニラエアにJA16VAとしてデリバリーされる予定でしたが、同社がピーチへ統合するのに伴ってピーチ塗装で完成し、デリバリーされました。従って同機はピーチ導入機で初めてシャークレットを装備したほか、塗装もロゴがデカくなったり、エンジンからURLが消えたりと変化があることで注目されました。以後の導入機の塗装にも変化があるかが注目されました。

実際シャークレットこそ装備されなかったものの、ロゴサイズやURLの消去はそのまま継続されて微々たる変化ながら新しいデザインとなりました。

先程しれっとバニラエアと統合したと書きましたがそれは同社の機材が移籍してくることを同時に意味します。

バニラエアが運航した計18機のうち11機が一旦仏籍で離日し、マレーシアで移籍整備を受けてから再就航しました。

この際レジはバニラ時代のままJA**VAに戻されて(規定による)います。

塗装はJA824Pに準拠したデカロゴ・URLなしのデザインが施されました。

またキャビンではシートの一部にバニラの名残が残っているそうです。

このうちJA08VAについては社名ロゴだけを消したバニラ塗装を残し、上にデカールを貼った奄美群島PR塗装機となっています。

 

2 A320neo

最近導入がはじまったA320neo。従来のA320ceoを代替しながら増備が進んでいます。

エンジンはLEAP-1AでPWを選定した全日空とは異なるエンジンを採用しました。

塗装は初期デザインと後期デザインのハイブリッドで、ロゴは従来サイズに戻されるもエンジンカウルのURLは引き続き書かれませんでした。

コンフィグはモノクラス188席仕様で、従来のA320と運用は共通のようです。

現在8機が運用されていて、機番はJA2**Pがあてがわれています。

 

個人的に、neoの導入がはじまった以上ceoの追加導入はないと仮定した場合、以前予約登録していたJA829P~JA850Pはどうなっちゃうんだろうと思ったりします。

 

3 A321neo

A320neoよりさらに後に導入されたA321は現在2機が運用中です。

この機体の塗装はA320neoに同じいものであり、コンフィグはモノクラス218席仕様です。

当初は中距離進出機材のための機材という位置付けでしたが需要の減退もあってか今は国内線で運用されています。

またACF仕様機というエアバスの新しいキャビンスタイルが備わり、従来のA321とはドア配置が異なります。

 

 

最後に機番別にフリートを載せておきますので、思い入れのある機体などある方がいましたらばご参照ください。

※データは2022年4月現在

<退役済>

JA801P F-WXAP→VT-AMD

 

JA802P F-WXAR→VT-HKG

 

JA803P F-WXAS→OE-LMH→9H-LMH

 

JA804P F-WXAT→2-AVLD→N204NV

 

JA805P F-WTBF → EC-NUP

 

JA806P N203NV

 

JA807P F-WXAV→N202NV

 

JA808P F-WXAW→OE-IEG → N210NV

 

JA809P F-WXAY → N208NV

 

JA810P F-WXAZ → N205NV

 

JA811P F-WXAR → OE-LDX

 

JA812P F-WXAS

 

JA813P OE-LDI

 

JA04VA OE-IWW

 

<運用中>

JA814P

JA815P

JA816P

JA817P

JA818P

JA819P

JA820P

JA821P

JA822P

JA823P

JA824P

JA825P

JA826P

JA827P

JA828P

 

JA05VA

JA06VA

JA07VA

JA08VA

JA09VA

JA10VA

JA11VA       

JA12VA

JA13VA

JA15VA

JA201P

JA202P

JA203P

JA204P

JA205P 

JA206P

JA207P

JA208P

JA208P

JA901P

JA902P 

 

これから情報・写真共々更新していきます。

これを機にエアライン紹介シリーズをやる企みを思いつきました。

乞うご期待。