関西に3つある空港の中で最もかわいい空港。最も小さい空港ともいう。そんな神戸空港に飛来する機体を紹介する。なお、前回の伊丹空港編の機種ごとではなく航空会社ことに紹介することにする。

 
2022年3月13日更新
記事執筆:は むways
 

 

  ①スカイマーク / 737-800

 

スカイマークは機材が737-800で統一されており、全機が神戸空港にやってきます。ウイングレット装備機を28機、未装備機を1機(JA737N)保有しています。ウイングレットにはハートやダイヤなどの塗装が施されており、機体ごとに様々なデザインやカラーが見られますが、近年赤ハートに統一する傾向にあります。しかしその赤ハートは更新時期によって色の濃淡に違いがあるという謎仕様ですが。羽田ーグアムのチャーター便を運航しており、保有機材のうち8機はETOPSを取得した国際線仕様となってます。スカイマークは神戸を拠点の一つとしているため、捕獲を進めたい方にはおすすめの空港です。朝イチに行くとズラッと並んだスカイマーク機を見ることができますよ。

 

 

 

  ②エアドゥ / 737-700

 

(WLのベアドゥは機体ごとに異なるデザイン)

エアドゥは1998年に北海道国際航空として運航を開始しました。他社との競合に敗れ、経営破綻や全日空傘下になるなど順調でない時期が続きましたが、最近では新規路線開設、チャーターなど積極的に事業展開を行なっています。神戸には2013年に就航しました。神戸に飛来するエアドゥの機材はこれのみで同社が保有する767は飛来しません。ぜひともきていただきたいところですが。とか言ってたらロコンジェットがチャーターで飛来しました。同社の737-700は全て全日空からのリース機です。ウイングレットにはエアドゥの公式キャラクターのベアドゥが塗装されており、これを見るのも楽しみの一つです。ベアドゥかわいい。昼前と夕方に1日2便飛来します。全日空の737-700は退役が完了していますが、こちらはまだ退役の発表などはなくしばらくは日本で営業入りするなかでは最後の航空会社としてお目にかかれそうです。

 

 

 

  ③フジドリームエアラインズ(FDA) / E170,175

 

(WLは2種類存在する)

FDAは静岡空港、名古屋飛行場(小牧)、神戸空港を拠点とする航空会社で、2019年10月に神戸空港に就航しました。運航機材はブラジルの航空機メーカーであるエンブラエルのE170とE175でE175の導入は日本では初でした。E170は3機、E175は13機の計16機を保有しています。垂直尾翼は富士山をイメージしており、機体ごとに塗装カラーを変えており見ていて飽きないのも特徴です。神戸から青森、花巻、松本、高知、出雲(2022年夏ダイヤは運休)とを結んでおり、最近神戸での存在感を増してきています。また2022年夏ダイヤからはトキエアの就航開始を意識してからか新潟線の開設も発表されました。737ばかりの神戸空港では若干異色の存在です。

 

 

 

  ④ソラシドエア / 737-800

 

(夜撮影にしては上手く撮れた)

ソラシドエアは2002年にスカイネットアジア航空として運航を開始し、神戸には2013年に就航しました。その後、2015年現在のソラシドエアに社名を変更し、2021年にはエアドゥと資本提携を結び、より強力なネットワークの構築に乗り出しました。ソラシドエアは737-800のみを保有しています。14機のうち1機(JA67AN)のみ全日空からのリースですが、そのほかの機体は他からのリースまたは自社保有です。JA67ANは全日空の中では唯一Wi-Fi改造が施されなかった機体です。それが理由で移籍機体に選ばれたのか、それとも移籍を見越して改修しなかったのかはわかりません。奇しくもJA801XとJA67ANの登録年月は同じです。神戸那覇線で就航しており1日3本のダイヤが組まれています。

 

 

  ⑤全日空(ANA)

 

 

777-200

(JA712A 既に離日している)

コロナ禍で需要が減退するまでは定期で神戸羽田線に充当されてましたが、2020年は夏季の繁忙期のみ充当されそれ以降はほぼ全く充当されなくなり、2021年はPWエンジン運航停止もあり全く飛来しなくなりました。722として復活した時には再び飛来してくれるのでしょうか。

 

767-300

コロナ禍で需要が減退したため上の772に変わり神戸羽田線で充当されるようになりました。しかし不定期で充当されるため撮影するにはこまめに運用をチェックする必要があります。最近は金曜または日曜到着便に充当されることが多い傾向にあります。こちらも738ばかり飛来する神戸には頼もしい存在です。

 

 737-800

神戸羽田線、神戸札幌線の両方で飛来します。最近はA321neoまたは738が充当されることがほとんどです。個人モニターが設置されていないためか夜の神戸羽田線に就くことは稀です。

 

A321-200

コロナ禍で需要が減退したため772に変わり767と同様に神戸羽田線で充当されるようになりました。コロナ禍以前はA321を神戸で見ることはほとんどできませんでしたが、最近はほぼ毎日飛来するようになりました。しかし夜到着かつ朝出発であるため撮影には若干難ありかもしれません。A321-200にはceoとneoの二種類がありますが前者が飛来することは稀です。ceoは個人モニターがありませんがneoには全席設置されているなどの違いがあります。

 

A320-200neo

コロナによる需要減退以前は近距離国際線用機材だったため神戸に飛来することはほとんどありませんでしたが、国内線でも運航されるようになってからは神戸羽田・札幌線で見ることができます。

最後までご覧いただきありがとうございました。