帰る前にもう一度と
母に会ってきました。
昨日の穏やかな顔つきとは
打って変わって
目つきが険しく
なんか変です。
私のことはわかるようだけど
夜中に男の人たちが集まって
廊下で大きな声で何やら話している
それで眠れなかったというのです。
その話
ちょっとずつ変えながらも
何回も何回も
そして
退院したいと何度も。
母は明らかに何かに怒っています。
私が
「もう少し良くしないとね、身体を」
と言うと
「もうこれ以上良くならない」
と言います。
でも、母は流動食しかとれず
体位交換も姉の腰が悪くてできないので、連れて帰ることは無理でしょう。
見ていて辛く切ないものがありました。
途中で看護師さんが来て
母の点滴を片付けに来たのですが
全く無言で、そこに病人がいないような接し方でした。
その看護師さんがいなくなると
急に私に向かって
「あなた名前は何ていうの」
と、母がちょっと厳しめの口調で言うではありませんか。
看護師さんと間違えたようです。
「私だよ」というと
すぐに自分の娘に気づいたようです。
入院したころ、個室に入っていた母は
「この病室でお葬式をしていた」と何度もいい続けていたそうです。
そして、
「こんなところにはいられない」とも。
今は四人部屋ですが、精神的に不安定で、その面がとても心配です。
いわゆるせん妄という状態なのでしょう。
姉に
「精神安定剤を処方してもらえないのか」と、話しました。
姉は医師と相談してみるそうです。
もっと穏やかな気持ちにさせてあげたいと思いました。