種から育てる野菜作り | 野菜と猫と時々お絵描き

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都会と田舎の二重生活をはじめて6年。
都会ではあれこれ趣味の生活をし、
田舎では野良猫たちの絵を描いたり、野菜や庭作りをしたりと欲張り生活をしています。

     今日のニャンズ

みんな暑くて家の中





     育苗と種のこと

日本は野菜の種の9割を海外から輸入しているそうです。





野菜そのものの自給率はそう低くはないようですが、種が自給できないということは、万が一何事かが起きて、海外から調達できなくなれば、野菜作りはお手上げです。


普通に考えると、作物が実りそこからまた種が採れて、翌年にそれを使えばいいと思いますが、一代交配なのでそれは不可能と知りました。

種は購入しなければならないようにしているようです。


じゃがいもは自種が使えますが、2、3年もたつと収穫量がぐんと減ります。


日本の古来からの種で、翌年も使えるものがあるようですが。


ニンニクだけは、ずっと以前に青森の大きなニンニクを買って、それをまた種として使い続けています。


野菜作りを始めて、最初に取り組んだのは種から苗を育てることでした。


最初はトマト、きゅうり、スイカなどです。

ド素人でも、ネットや野菜関係の本などからの知識で苗作りは簡単にできました。


その頃は週一の田舎通いで、街で苗を栽培し、適期に田舎で苗移植。


種からの栽培はたくさんの苗ができるので、トマトやきゅうりはすごい量の栽培になりました。


定植してから、きゅうりの成長はものすごく早いので、週末に田舎へ行くと、成長しすぎたきゅうりが山程採れ、ほとんど畑の肥やしとなりました。


トマトもしかり。


育苗も簡単とは言っても、温度管理などがなかなか面倒で、特にマンションでは苗を日光に当てる場所の確保が大変でした。


私が一番作りたかったイチゴですが、初めは苗を購入しましたが、種からの栽培にも取り組んでみました。


品種は四季なりの四ツ星イチゴ

今はどこにでも出回っていますが、私がネットで高価な種を購入し、取り組み始めた頃は、無断で第三者に転売、または苗を分けてもいけないという生産者からの規約がありました。


四ツ星イチゴの種は、温度管理に注意して、大事に大事に育てたかいがあり、次々ときれいな苗に育ちました。


しかし、立派な実がなっても熟するまでにおかしな病気がつき、まともに食べられませんでした。

かなり広いスペースに作り、楽しみにしていた収獲は無残な結果となりました。全滅です。

理由はよくわかりません。


今、こちらでも普通にたくさん四ツ星イチゴの苗が売られていますが、買う気にはなれません。



無農薬で野菜づくりをしていると、こういうことはよくにあります。

そら豆にアブラムシがつきすぎた時も、似たような経験をしました。


また、かぼちゃなどにはうどん粉病がよくつきます。

また、モザイク病というのもよくつきます。

昨年はトマトに気味の悪い虫が巣食い、恐ろしい思いもしました。


無農薬栽培は、ウイルスなどの病気、昆虫などの害虫といつも戦わなければなりません。

また、カラスやたぬき、ハクビシン、アナグマ等の野生動物も畑の作物が大好きです。


我が家はカラスによる被害もかなりあります。

真っ赤なトマトをくちばしでつついて、何度ダメにされたことか。

イチゴにもよくいたずらされました。

カラスは、赤い色が好きなようです。

ブルーベリーは、ヒヨドリ等に食べ尽くされたこともありました。


それ以来

トマトにも、ブルーベリーにもネットを張ります。


トウモロコシ栽培は、たぬきに食べられて全滅したので、この辺の農家はみんな周囲を網で覆います。


野菜農家の苦労をしみじみと味わいました。




今朝、とりました。