寒暖差のアレルギーに、ほぼ半世紀近く付き合ってきた。
最初の20年は、このアレルギーの発症原因がわからなかった。
初めに鼻水が止まらなくなる。鼻をかみすぎて鼻の下はヒリヒリ
鼻水と喉の急激な痛みが同時に起こる場合もある。
当然、風邪かなと思う。
実際に風邪に移行する場合もあった。
ただ、風邪との違いは初期段階から感じていた。
この症状が発現するとき
春より秋に起こりやすい。
寝不足をすると起こりやすい。
汗をかくと起こることもある
さらに、なんの前触れもなく真夜中に突然起こることがある。
思い当たるのは
すべて、体の一部分が冷えたときだ。
これらの経験から数十年を経て、ようやく対処法に行き着いた。
秋に起こりやすいのは、季節が暑いから寒いに移行していくので、体がそれについていけないから。
初秋は、まだ残暑で汗をかくことが多く、半袖の服を着ているとくしゃみ、鼻水が止まらなくなることがある。
試しに暑くても我慢して長袖の服に着替えると症状は治まってくる。
気持ちは晩夏でも、体がいつも秋だと教えてくれる。
寝不足をすると、体温が全体的に低下しているので、鼻水、くしゃみが出てくる。
ぐっすり眠た翌日には、症状が治まっていたということが多々あった。
朝症状がひどくても昼寝で治ることもある。
また、外に出かける予定がなければ、入浴で一旦身体全体を温め、その後少々火照りを冷ましてから布団に入って寝るのもありだ。
ただ、この方法は症状がひどければ、逆効果になることもある。
体温が戻れば、症状もおさまってくる。
春先でも汗をかくと、体の一部分が冷えて、鼻水、くしゃみが出る。
真夏の汗は問題なし。
秋よりは、症状が軽い。
夜中のアレルギー発現は、寝返りをした際に毛布などが体から外れて、肩から体の一部分が冷えたものと思われる。急激に、喉も痛くなる。
このときの喉の痛みは、プールで間違えて鼻から水が入ってしまったときと同じ痛みだ。
多分、先に発現したのは鼻水で、それが就寝時、咽に流れたものと思われる。
慌てて肩を両掌で温めると、30分もかからずにこの症状が緩和される。
寒暖差アレルギーが出たら、まず体を温めること。
それが鉄則
服薬しなくても、このアレルギーは自分で治めることができる。
私は、寒暖差アレルギーから、喘息へ移行していき、長年春先の一時期と、初秋には大いに悩まされた。
それでも、対処法がわかってからは、ずいぶん精神的にも落ち着いた。
人目に触れないブログだが、誰かの一助になればいいなと思う。