「デート・ア・ライブ7 美九トゥルース」感想 | self-complacency

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ライトノベルの感想を書いてました。

デート・ア・ライブ7 美九トゥルース
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最大の窮地に現れた最悪の精霊、狂三の目的とは――!?
「ねえ士道さん。十香さんを助けたくはありませんこと?」
第6の精霊、美九の天使によって四糸乃、八舞姉妹を支配され、<ラタトスク>のサポートも受けられず、DEMの手により十香もさらわれ絶対絶命の五河士道の前に現れた少女。
――かつて士道たちを殺そうとした最悪の精霊、狂三。
彼女の力を借りるリスクを負ってでも、十香を救い出したい士道は共闘を決意する。
「俺たちの戦争を、始めよう」
人間に絶望し、歪んだ幻想を持ち続ける精霊、美九の目を覚ますために再びデートして、デレさせろ!?

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十香をDEMに攫われ、自らは美九に追われ。そんなピンチな状況にある士道の前に突然姿を現したのは、かつて敵同士として戦った狂気の精霊、狂三だった。士道は彼女を警戒するが襲ってくる気配はない。今の状況について全て知っていると言った上で、狂三は「十香を助けるのに協力してあげる」と言い出し……?

僕の中で狂三はシリアス担当ってイメージが勝手についてる。狂三がいるだけで話の面白さが格段に上がるんだから、本当いいキャラしてるよなぁと。強さも他の精霊とは段違いだし、負けてる姿が想像出来ない。けどさすがにエレンには勝てないのかなー。

十香を助けにいくにはまず、目の前に立ちはだかる美九とその信者たちをどうにかしなければならない。弱みになりそうな物を探しに美九の家に向かうと、名義の異なるCDが見つかる。そこから士道はとある推測を立てる――。
美九のいる天宮スクエアへ。彼女に操られている信者達、四糸乃や八舞姉妹が立ちはだかるが、無数に生み出した分身体を巧みに使って狂三は美九への道を開ける。闇の中へ連れられた士道は美九と再び会話を交わすことに成功する。
十香のことを心から大切に思う士道の気持ちは、男という存在を嫌う美九にすら伝わってしまう。士道さんパネェっす。

士道は狂三と共に、十香が捕まっているDEMインダストリー日本支社、第一社屋へと向かう。
一方、前回の戦いで負傷した折紙。自身の体調はとても万全と言える状態ではないものの、士道を助ける為に、武器を急ごしらえして戦場に急ぐ。
先を行く士道の前に再び登場したのは真那。真那がいくら強いと言ってもエレンとジェシカの二人を相手に戦うのは厳しい。そこに折紙が駆けつけエレンを引き受ける。

ウェストコット、こんな奴だったのか。もっと歳が上な想像をしてた。底の知れない雰囲気がまたいかにもボスって感じ。
今回は特に、最初から最後まで、とにかく士道が頑張っていた。どんなに傷を受けようとも歩みを止めずひたむきに十香のいる場所を目指す。そして、黒化した十香を救う為に最後の力を振り絞って剣を握る。その姿のなんとかっこいいことか。これぞまさしく主人公、読んでいて胸が熱くなりました…!

男のことを気持ち悪い近寄るな死んでくれない?ばりに嫌っていた美九。今回の戦いが終わってからは、その姿はなんだったのかと思わんばかりに変貌。男性嫌いは克服出来たし性格も普通に戻ったし……士道のことを“だーりん”と呼ぶほど大好きになってしまったわけだけど(笑) 罵倒からデレに変わったからギャップというか破壊力がすごい。士道と話してるときの美九可愛すぎィ!

「聖結晶の反転」「王国」「魔王」これらのワードの意味することとは? そしてウェストコットの狙いとは一体なんだったのか。狂三の追い求める“世界で二番目に確認された精霊”も含めて気になることがたくさん。十香にはまだ明かされていない秘密があるみたいだけど果たして。

アニメもまもなく放送開始。どんな風にみんなが動くのか、あとはバトルシーンがどう描かれているのか、すごく楽しみです。