「境界線上のホライゾン1〈下〉」 感想 | self-complacency

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ライトノベルの感想を書いてました。

境界線上のホライゾン1〈下〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)/アスキーメディアワークス
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世界の運命を巡り、各国の“教導院”が動き出した。敵は世界列強。八大竜王。さらに巻き起こる武蔵内の内紛。しかし、様々な人々の思惑と決意をよそに、バカはいつでもここにいる。「―俺のせいで奪われたオマエの全てを、俺が取り戻してやる!!」“自害”のタイムリミットが刻一刻と迫るなか、果たして、トーリはホライゾンを救うことができるのか!?そして、武蔵の運命はどこへ向かっていくのか!? GENESISシリーズ『境界線上のホライゾン』第一話、完結。

700ページ越えの厚さは初で、最初は「重いな…」と感じた。それでも読みやすい分助かりますね、前回も言ったかもですが。
ホライゾンを救いに行くべきか否か、悩む梅組の生徒達。そして相対の形をもってして、「ホライゾンを助ける」という答えを導き出す。
シロジロ VS 直政戦は熱かったな~! 教皇総長の介入もあったりしたけど、正純とトーリの相対も良かった。あとは喜美 VS 二代の戦いも燃えた…! アニメでも特に盛り上がったところです。ここまでが前半パート。
続いて後半、聖連と武蔵の総力戦。
もはや挙げたらキリがないという感じだけど…(笑)
ナイト&ナルゼ VS 武神戦、ノリキ&ウルキアガ VS ガリレオ戦、
二代 VS 宗茂戦、そのどれもが面白かった!
『不可能男』と揶揄されていたトーリも主人公らしく本領発揮。インノケンティウスの大罪武装で崩された武蔵側の戦力を、流体を仲間に分け与えることで保たせた。
ホライゾンとトーリの会話もグッと来るものがあった。馬鹿だけどやっぱりかっこいい、トーリが仲間達に支持される理由が分かった気がした。そして、トーリの説得によりホライゾンは考えを改める。
分解力場壁の罪の再現を否定し、ホライゾンは見事救い出された。最後まで聖連側が追って来たけど、まあ悲嘆の怠惰でドカンでしたね。かくして聖連 VS 武蔵の戦いが終幕。
 
川上先生も後書きで言っていたとおり、クライマックスかのような物語で。よくこんなに細かく設定とか考えられるよなぁ。
読めばちゃんと話の大筋は理解出来る。戦いの描写に関しては僕の理解力が不足していてアレですが…(汗)
原作を読めばアニメがより楽しめるかと。そう言った意味でも是非オススメしていきたい。