「ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド」 感想 | self-complacency

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ライトノベルの感想を書いてました。

ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)/川原 礫
¥620
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クリアするまで脱出不可能、ゲームオーバーは本当の“死”を意味する―。謎の次世代MMO『ソードアート・オンライン(SAO)』の“真実”を知らずにログインした約一万人のユーザーと共に、その苛酷なデスバトルは幕を開けた。SAOに参加した一人である主人公・キリトは、いち早くこのMMOの“真実”を受け入れる。そして、ゲームの舞台となる巨大浮遊城『アインクラッド』で、パーティーを組まないソロプレイヤーとして頭角をあらわしていった。クリア条件である最上階層到達を目指し、熾烈な冒険を単独で続けるキリトだったが、レイピアの名手・女流剣士アスナの強引な誘いによって彼女とコンビを組むことに。その出会いは、キリトに運命とも呼べる契機をもたらし―。


次世代MMORPG、ソードアート・オンライン(SAO)、所謂ネットゲームの世界を舞台にした話です。

川原先生の作品を読むのはこれが初めてだったのですが、噂通りの完成度でございました。
キリトは現実世界では平々凡々な少年。しかしながら、SAOの世界ではユニークスキル、二刀流を
習得していて、圧倒的な強さを誇っている。そこのギャップも読者として捉えやすくて、上手いなあと。

血盟騎士団団長のヒースクリフがまさか茅場晶彦だったとは…! 全くの予想外でした。
ゲーム内のHPが実際の命と同じであるSAOの世界。だからこその人間の欲、本質的な醜い部分も

描かれていていて、そこも良かったです。グラディールの裏切りや殺人ギルドなどなど。

スピード感溢れるバトル、そして息もつかせぬ展開が繰り広げられ、

その世界観にすっかり引き込まれてしまいました。面白かったなー。
キリトがリア充すぎて辛い…とも思いましたが、アスナが可愛かったのでなんかもういいです(笑)