音声のみのSNS「clubhouse」に参加しています。現在はiOSのみに対応しているため、iPhoneユーザー、iPadユーザーに限定されています。また招待制のため、ユーザーが限定されています。招待されるのも電話番号に紐付けされた関係のみです。

 また特徴としては録音禁止。メモを取るのもダメで、オフレコの会話ということです。そのため、本人の同意なしでは、チャットルーム内の会話を記事にしたり、第三者に話してはいけない前提になっています。もしそれらの違反行為が運営側にわかった場合は、BAN の対象になるとも言われています。

 clubhouseは出会いメディアにもなります。マッチング部屋が出てきた。一方、clubhouseが理由で同棲カップルが喧嘩したという部屋が面白かった。

 似たようなサービスを思い返すと、テレクラ時代のパーティーラインがありました。匿名の複数の人(3人以上)がつながることができました。しかしユーザー同士が会い、昏睡強盗事件が起きたことで規制されました。

またボイスチャットというと、Yahoo!チャットがありました。現在はサービスが終了しています。私はパソコン雑誌の取材でYahoo!チャットを使うことになったのですが、しかもビデオチャットはWindowsユーザーのみでした。そのため、Macユーザーの私ですが、WindowsのPCを買うきっかけにもなったのでした。その後Yahoo!チャットにはまり、「チャット依存症候群」という本まで書くきっかけにもなります。



 パーティーラインとの違いは、パーティーラインが完全匿名でありますが、clubhouseは電話番号との紐付けであるため、運営との関係ではきちんと登録が必要なことです。

Yahoo!チャットは、Yahoo!のIDがあれば参加できました。そのためアカウントを複数持っていれば、同時に複数の部屋に入ることができたのです。しかも、一つのIDで5つのアカウントを作成することが可能でした。しかし、clubhouseで複数の部屋に入るためには複数の番号が必要になります。

clubhouseっぽさがあるのは、ミャンマーでのクーデターについて現地からの報告をしている部屋があった。情報収集のリアルタイムさがよかった。これってツイキャスの方がいいのではないか。今のところ誰もやってないか。いろいろ情報が錯綜していて、興味深い。