三重県御浜町で中学2年の女子生徒(14)が行方不明になっていましたが、家出をするようにそそのかして連れ出したとして、高知県高知市の男(33)を未成年者誘拐の疑いで逮捕しました。女子生徒は無事で、最悪の結果にならずにすみました。男は自宅に住まわせたことは認めたが、誘拐の意思は否認しています。

 女子生徒と男をつなげたのはインターネットでした。具体的なやりとりはまだあきらかにはなっていません。インターネットと家出の関連でいえば、「家出掲示板」があげられます。1990年代の後半からインターネットを使った家出は珍しくありませんでした。情報や人脈を事前に得た上で家出をするというのは、それまでの家出とは違った形です。

 を使いこなし、家出をしていた若者たちを取材したことがあります。なかには、中学生や高校生もいました。「家出」自体は犯罪ではありませんが、家出先になった相手方は、保護者に無許可で宿泊させることで都道府県の青少年健全育成条例などの違反に問われることがあります。また、やりとりの内容によっては、今回のように誘拐になる可能性もあります。

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