絶歌/太田出版
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 「絶歌」。関心事としては、そもそもあの事件を子ども一人でやれるのか、報道された以外の事実が書かれてい るのか。彼にとって反省と何か。加害者や加害者家族はどんなケアがされたのか。被害者とは向き合い続けられるのか....

  酒鬼薔薇聖斗事件は6月だったか。秋葉原事件も6月だよな。加藤死刑囚は母親に「酒鬼薔薇のようにならないため」として、厳しく育てられた。加藤が書いた本は裁判で語っていないことが書かれているので、加害者心理を理解するうえでは参考になる。

 
解+―秋葉原無差別殺傷事件の意味とそこから見えてくる真の事件対策 (サイコ・クリティーク21)/加藤 智大
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 酒鬼薔薇聖斗事件は、阪神大震災の2年後だったけど、須磨区だから震災の心象風景はあまり関係ない?それとも「いつ死ぬかわからない」という心境がなにか影響したのかな?そのあたりも触れているのかどうかも関心あるが...


 酒鬼薔薇聖斗事件で14歳問題として語られたが、同世代の西鉄バスジャック事件では17歳問題って言われた。ここで2ちゃんねるが有名になったよね。さらに同世代が秋葉原事件を起こしたわけよね。因縁があるのかどうか。加藤死刑囚もちゃねらーではあったか。


 酒鬼薔薇が当時使った「透明な存在」は、多くの人に共感的な言葉として残ったように思う。また、秋葉原事件の加藤死刑囚も直前に「大人にとってよい子だっ た」と書き込んでいた。共感を呼んだ結果、裁判傍聴に地方からやってきた人がいた。加害者は同時代の人たちと共感できる言葉を持っていたのにな。