S巡査

陳述書(乙33号証)

被告弁護士 喧嘩をどう知ったのか?

S 駅員が交番にきた。

弁 駅員はなんと?

S 「すぐそこで喧嘩をしている。一緒にきてほしい」。

弁 それで?

S 私とHと2人で駅員についていった。

弁 現場では原田さんは何をしていた?

S 携帯で電話をしながら、駅員と口論していた。

弁 そのとき、駅員は原田さんを取り囲んでいた?

S 駅員は2人で、対面している状況

弁 痴漢を訴えた女性は?

S 原田さんの近くにいた。

弁 けんかの関係者(甲)は?

S 甲が鼻血を出していた。

弁 事情は誰から聞いた?

S 原田さん

弁 原田さんはなんと?

S 110番のYさんに話をしおた。「駅員と甲から暴行を受けた」

弁 原田さんはけがをしていた?

S ネクタイがゆがんでいる程度。

弁 怪我をしているとは言っていた?

S 言っていない

弁 酒の匂いはした?

S 匂いがした。

弁 マスクをしたいたと思うが、マスク越しにも?

S はい

弁 酔っ払っている?

S 大きな声を出していたので、一見して、酔っ払っていると思った。

弁 駅員は?

S 原田さんと甲の喧嘩の仲裁をしていたら、名札を取られた。

弁 駅員は暴行した?

S していない。口論にはなっていた。

弁 甲や女性からは話を聞いた?

S もみ合いになり、暴行をされたと。

弁 女性は?

S 胸の下あたりを触られたと。

弁 飲酒は?

S 女性は酔っ払っている感じではなかった。

弁 Hに伝えた?

S 伝えた。そのあと、原田さんを西口交番に任意同行を求めた。

弁 なんと説明?

S 現場は人通りも多く、詳しく事情を聞きたいと。

弁 応じた?

S 最初、任意か強制かを聞かれたが、任意だというと応じた。

弁 乙26号証。写真58。マスクをしているのは証人?

S はい

弁 三人は?

S 被害女性ら

弁 任意同行後に話を聞いた?

S はい

弁 どんな話?

S 女性は胸の下あたりを触られた。甲は、原田さんと女性が口論になっていたのを見た。その後、もみ合いになり、鼻血ができた。乙(もう一人の男性)は、甲と原田さんがみもみ合いになっていいたと。駅員の名札を原田さんが取った、と。

弁 女性は自信を持って、胸の下を触ったのが原田さんと?

S すれ違った。胸の下を触られた。振り返ると、原田さんしかいなかった、と。

弁 原田さんは?

S Hさんと話した。駅員から暴行された、と。

弁 女性のことは?

S 知らないと。

弁 暴行を受ける経緯については?

S 言っていない。

弁 事情聴取のために、終電に間に合わない。帰宅時間を保証してほしい。ということは言っていた?

S 言っていない

弁 携帯電話が使用できないので、連絡が取りたいとは?

S 言っていない

弁 地域課か刑事課に連絡?

S 「痴漢か喧嘩かはわからない」というと、「こっちで確認する。電話を待つように」と。

弁 その後、係長からは?

S 「もう少し詳しく話を聞くように」と。

弁 再度、女性ら3人と、原田さんの話を聞いた?

S はい

弁 それで?

S 食い違いは無くならないので、再度、係長に連絡。「やはりわからない」と。すると、係長は「こっちで確認する」と。

弁 電話に出たのは?

S 係長。生活安全課。I係長「もう少し詳しく。本署に同行を」と。

弁 任意同行を求めた?

S はい。

 ICレコーダーで録音していることを知ってた?

S はい。「人権を侵害するからやめたほうがいい」と指示した。

弁 被害女性の所持品検査はした?

S した。

弁 原田さんにも?

S した。

弁 原田さんは飲酒検知に応じた?

S 応じてくれました

弁 酒酔い、酒気帯び鑑識カードは作成した?

S Hと一緒に作成した。

弁 原田さんは拒否した?

S 応じてくれた。

弁 その後、駅に防犯カメラの確認を?

S 行きました。駅に行った際には確認できなかた。駅員にお願いしたが、操作できる駅員がいないとのこと。

弁 今後の方針を聞いた?

S I係長が、今の段階では迷惑行為を断定できない。暴行の件は後日呼び出しということで、と言っていた。