フリーランス記者の長岡義行さんとフリーランス編集者の渡部真さんの3人で、共著本「復興なんて、してません」(第三書館)が3日に発売されました。この証言集は第一弾なのですが、第二弾も出ることになっています。



復興なんて、してません/電子本ピコ第三書館販売
¥1,000
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I 家族が壊れて・・・
 第一章 ばらばら避難。家族が会うのは年4、5回・・・・・2  (渋井哲也)
    伏見紀彦(33)製造業 福島県富岡町
 第二章 大川小のことは忘れて復興です、って話?・・・・・17 (渡部真)
    佐藤美広(53)宮城県石巻市大川地区
 第三章 私ってこんなに心配性だったの?・・・・・33     (渋井哲也)
    熊谷明子(35)宮城県気仙沼市
 第四章 このままだと奥尻になる?夕張になる?・・・・・48  (渋井哲也)
    戸羽初江(52)岩手県陸前高田市広田
 第五章 家族が増えるって、怖くないですか?・・・・・63   (渋井哲也)
    山根りん(19)岩手県宮古市

II 街が壊れて・・・
 第六章 現職の図書館員全員が亡くなり、再建に奔走・・・・・78 (長岡義行)
    長谷川敬子(58)岩手県陸前高田市
 第七章 “仮説で死ぬんだぁ。しょうがないなあ”・・・・・94   (長岡義行)
    遠藤清次(58)福島県南相馬市   
 第八章 復興が遅くなるほど、気力がなくなる・・・・・111    (長岡義行)
    桑畑書店・桑畑眞一(61)岩手県釜石市
 第九章 いつかは外から人が来なくなる時が来る・・・・・126   (渡部真)
    岩田大(27)宮城県仙台市青葉区/南三陸町志津川地区
 第十章 震災遺構、先に解体した処が損している・・・・・142   (渡部真)
    塩田賢一(47)宮城県気仙沼市鹿折地区
 第十一章 誰もが『何で生かされたの?』で生きている・・・・・162 (長岡義行)
    菅野富夫(52)宮城県名取市・石巻市

III 原発が壊れて・・・
 第十二章 3年4カ月後、初めての内部被曝検査・・・・・174    (渋井哲也)
    川端英隆(39)福島県富岡町
 第十三章 東電を信頼しなくちゃ、生活できなかった・・・・・189  (渡部真)
    鵜沼一夫(66)福島県双葉町
 第十四章 線量が、除染をやる前に戻っているわけよ・・・・・204  (渡部真)
    佐藤八郎(62)福島県飯舘村深谷地区
 第十五章 「後始末はきちんと、と東電と国に言いたい」・・・・・220  (長岡義行)
    青田敦郎(54)福島県浪江町