耳かき店店員殺害事件の、検察側からの被告人質問の続き。
検察官 指名予約で、他の客が入ってしまい、文句を言ったことは？
被告人・林貢二 あったと思う
検 口喧嘩になって涙ぐんだことは？
林 あった
検 ４月５日のとき、「もう来ない」と言って出て行った？
林 わかりません
検 泣いたことはない？
林 刑事にどなられた。「言っていることが違うだろう」と。「他の誰かが言っていたぞ」と。
検 美保さんと手をつないだことは？
林 09年1月か2月
検 どういう気持ち？
林 ハンドマッサージでした。「マッサージでいいから。そのほうがいい」と。
検 何がいい？
林 何がいいというか、漠然と。
検 あなたが求めたのは手をつなぐこと。そう思った理由は？
林 気持ちの問題。ハンドマッサージの最中なので、体制も状況も時間も変わらない
検 どうしてそういうサービスを希望した？
林 一つひとつ理由をつけないといけないのか
検 必要だと思う。話したくない理由があるんですか？
林 ない
検 話してください
林 そのほうがうれしいから
検 好きだったのでは？
林 広い意味では好きだった
検 恋愛対象では？
林 そういう対象ではなくても不思議ではない
検 美保さんは拒否した？
林 していない
検 せがんでいた？
林 せがんでいない
検 調書では、美保さんから拒否された、せがんでいた、と。
林 調書をつくった記憶はありません
検 「手をつなげなければ、もう来ない」と言った言葉は覚えがない？
林 はい
検 検察官の取り調べてで「違う」と思ったことは調書でも記載されている。
林 やりとりはありました。
検 「手をつなぐことを拒否されて、『いいじゃない』と言って、数分間、手をつないでいた」と調書にある。認めてたのではないか？
林 記憶にない
検 同じ調書にあるんですよ。あなたが否定したことはきちんと否定されている。
林 私は話していないと思っている
検 他の客と指名予約が重なったことがある？
林 はい
検 15時から22時を希望した？
林 はい
検 その時間に他の客が入って文句を言った？
林 はい
検 どうして？
林 ほぼ決まっているのでわかっているはず。暗黙の了解だと思った。
検 あなたが優先されて当然？
林 いいえ
検 なぜ文句を？あなたに言われて、ブログには勤務時間の変更を書いたのでは？
＊土日は、12:00~22:00の勤務だったが、ある時期から、ブログには12:00～17:00と変更して書き込まれている。
林 私がその時間にいけないときに、美保さんが「空いている？」と言われた。だから、そのつもりで行くようになった。
検 時期は？
林 08年だと思う
検 ブログではよく行く時間を掲載して、責任感で行かないといけない、と。やめてほしいとは？
林 言っていない。やめてほしいとは思っていない。行きたくて行っている。
検 09年4月3~5日、三日連続で行っている。店外での食事を切り出した？
林 ３日には切り出していない。絶対とは言い切れないが、４日。
検 ４日、美保さんから「外での姿を見てみたい」と言われた？
林 そういう話をした。僕もおなじようなことを言った
検 どちらが先？
林 わかりません
検 美保さんは否定的なことを言ったんじゃ？「ここでもいいんじゃない」とか「ここでも十分楽しいよ」とか。
林 言っていない
検 すぐに引き下がらなかったのでは？
林 それは違う
検 外での食事を誘ったとき、断られたのでは？
林 いいえ
検 「うん、いいよ」と言った？
林 それは言っていた
検 ４日、美保さんは体調が悪かった？
林 若干、かぜ気味だった
検 お店のルールがあるからダメというのは？
林 よく聞いていた。４日も聞いたと、私は認識している
検 美保さんは何と？
林 「禁止されているので、秋葉原は、見られるとまずいから、やめよう」。ということで神田になった。
検 誘ったのは？
林 美保さん
検 美保さんは「こんな時間にやっている店はないよ」と言ったのでは？
林 それは私が言った
検 ケータイで検索して、店を探したのは？
林 ４日
検 涙ぐんだのは？
林 ない
検 ５日、美保さんは最初から体調が悪かった？
林 はい
検 食事にいけると思って、楽しみに来店した？
林 はい
検 ものすごく？
林 どちらでもいいとは思いません。ものすごくとかは・・・
検 体調が悪かったので、その日の食事は、美保さんから拒否した？
林 私が聞いたので、「熱があるので、今日はやめます」と。
検 「なんで行けないのか。約束していたのに。そんな体調が悪いのなら帰ればいい」と言った？
林 言葉では言っていない
検 美保さんが「帰らない」と？
林 はい
検 体調よりも仕事を優先するのはないのか？
林 私には普通のこと
検 ５日のあと、美保さんのことをずっと考え込んでいたわけではないし、悩んでいたわけでもない？
林 悩むことはあったが、夜も眠れないというのはもっと後
検 なんで悩んだ？
林 どうして？次はどうしよう？と
検 08年7月15日、駅で待ち伏せしていたと思われた。過去にもストーカーがあったことを聞いていたのに、直接会うと怖がるとは思わなかった？
林 思わなかった
検 どうして？
林 ただ話がしたかっただけだから。
検 09年7月19日、待ち伏せして、美保さんが逃げた。そのときどう思った？
林 びっくりした
検 会いに行くまでは悶々としていた？６月中旬に「何でだろう」と思って、睡眠時間が少なくなっていった。どうして？
林 睡眠時間が少なくなったのは徐々に。そのころ以降、という意味
検 「なんでだろう」と集中力が低下した？
林 （逃げていった）理由がわからないから悩むようになった
検 美保さんに会える手段がないからでは？
林 両方です
検 あきらめようとは？
林 ならない
検 どうしてこだわった？
林 正直、よくわからない
検 当時はどう思った？
林 次、どうしようか、と。
検 まったくあきらめることはできない？
林 まったくではない
検 どうしてあきらめなかった？
林 それがわかっていたらこうなっていない
検 ７月１９日は理由が聞きたかった？
林 元に戻る目的だった
検 怖がるとは思っていない？
林 思っていない
検 もう一度行く可能性がなくなった。あきらめない？
林 そんな瞬間もあって、いろんな気持ちがあって
検 何に対する絶望感があったのか？
林 店に行けないということ
検 怒りを抱いていたのはどうして？
林 わき上がる気持ちで、理由をつけろと言われても・・・・。後づけではいろいろ考える。
検 いまはどう思う？
林 いま思うと自分勝手
検 どうして怒りがわいた？
林 美保さんは理由を言ってくれなかった。話の途中で行ってしまう
検 それだけ？理由を言えばいい？
林 それはわからない
検 憎しみは？
林 憎しみよりは怒り、あまり変わらないように思おう
検 このとき殺害を考えていない？
林 ない
検 ８月１日より前、殺害は頭に浮かんだ？
林 殺害という意味ではない
検 美保さんのことを考えることがこの時期、長時間になった？
林 そうです
検 捜査段階では「殺してやりたい」と。
林 それは、憎しみ、怒りの度合いを、そう表現しただけ
検 比喩？
林 覚えていないが、怒りや憎しみが大きくなっていったことを表現した
検 ８月１日以前？
林 私は８月３日の意味で答えている
検 ８月１日にもう一度、美保さんの家に行って、７月２５日にも行っていますよね？
林 ７月２５日は記憶がない。警察に「防犯カメラに映っている」と言われた
検 ８月２日、美保さんを殺害しようと考えていない？
林 いません
検 ８月１日は会えなかった。そのことで怒りが大きくなった？
林 怒りではなく絶望感
検 何を考えた？
林 「次、どうしよう」、同じ事のくりかえし
検 凶器をいつ持って行こうと？
林 ８月３日
検 供述では「８月２日」とある。３日は、「ハンマーを持って行く」ことを考えたと。
林 間違っている。調書は言った通りに書かれているとは限りません
検 ８月２日に美保さんのブログは見た？
林 覚えていません
検 美保さんの部屋が二階だと知っていた？
林 知っていました
検 両親、兄、祖母と住んでいることは？
林 知っていた
検 家族の絆は強そうと思っていた？
林 はい。強そうでした。
17:00 被告人質問終了
検察官 指名予約で、他の客が入ってしまい、文句を言ったことは？
被告人・林貢二 あったと思う
検 口喧嘩になって涙ぐんだことは？
林 あった
検 ４月５日のとき、「もう来ない」と言って出て行った？
林 わかりません
検 泣いたことはない？
林 刑事にどなられた。「言っていることが違うだろう」と。「他の誰かが言っていたぞ」と。
検 美保さんと手をつないだことは？
林 09年1月か2月
検 どういう気持ち？
林 ハンドマッサージでした。「マッサージでいいから。そのほうがいい」と。
検 何がいい？
林 何がいいというか、漠然と。
検 あなたが求めたのは手をつなぐこと。そう思った理由は？
林 気持ちの問題。ハンドマッサージの最中なので、体制も状況も時間も変わらない
検 どうしてそういうサービスを希望した？
林 一つひとつ理由をつけないといけないのか
検 必要だと思う。話したくない理由があるんですか？
林 ない
検 話してください
林 そのほうがうれしいから
検 好きだったのでは？
林 広い意味では好きだった
検 恋愛対象では？
林 そういう対象ではなくても不思議ではない
検 美保さんは拒否した？
林 していない
検 せがんでいた？
林 せがんでいない
検 調書では、美保さんから拒否された、せがんでいた、と。
林 調書をつくった記憶はありません
検 「手をつなげなければ、もう来ない」と言った言葉は覚えがない？
林 はい
検 検察官の取り調べてで「違う」と思ったことは調書でも記載されている。
林 やりとりはありました。
検 「手をつなぐことを拒否されて、『いいじゃない』と言って、数分間、手をつないでいた」と調書にある。認めてたのではないか？
林 記憶にない
検 同じ調書にあるんですよ。あなたが否定したことはきちんと否定されている。
林 私は話していないと思っている
検 他の客と指名予約が重なったことがある？
林 はい
検 15時から22時を希望した？
林 はい
検 その時間に他の客が入って文句を言った？
林 はい
検 どうして？
林 ほぼ決まっているのでわかっているはず。暗黙の了解だと思った。
検 あなたが優先されて当然？
林 いいえ
検 なぜ文句を？あなたに言われて、ブログには勤務時間の変更を書いたのでは？
＊土日は、12:00~22:00の勤務だったが、ある時期から、ブログには12:00～17:00と変更して書き込まれている。
林 私がその時間にいけないときに、美保さんが「空いている？」と言われた。だから、そのつもりで行くようになった。
検 時期は？
林 08年だと思う
検 ブログではよく行く時間を掲載して、責任感で行かないといけない、と。やめてほしいとは？
林 言っていない。やめてほしいとは思っていない。行きたくて行っている。
検 09年4月3~5日、三日連続で行っている。店外での食事を切り出した？
林 ３日には切り出していない。絶対とは言い切れないが、４日。
検 ４日、美保さんから「外での姿を見てみたい」と言われた？
林 そういう話をした。僕もおなじようなことを言った
検 どちらが先？
林 わかりません
検 美保さんは否定的なことを言ったんじゃ？「ここでもいいんじゃない」とか「ここでも十分楽しいよ」とか。
林 言っていない
検 すぐに引き下がらなかったのでは？
林 それは違う
検 外での食事を誘ったとき、断られたのでは？
林 いいえ
検 「うん、いいよ」と言った？
林 それは言っていた
検 ４日、美保さんは体調が悪かった？
林 若干、かぜ気味だった
検 お店のルールがあるからダメというのは？
林 よく聞いていた。４日も聞いたと、私は認識している
検 美保さんは何と？
林 「禁止されているので、秋葉原は、見られるとまずいから、やめよう」。ということで神田になった。
検 誘ったのは？
林 美保さん
検 美保さんは「こんな時間にやっている店はないよ」と言ったのでは？
林 それは私が言った
検 ケータイで検索して、店を探したのは？
林 ４日
検 涙ぐんだのは？
林 ない
検 ５日、美保さんは最初から体調が悪かった？
林 はい
検 食事にいけると思って、楽しみに来店した？
林 はい
検 ものすごく？
林 どちらでもいいとは思いません。ものすごくとかは・・・
検 体調が悪かったので、その日の食事は、美保さんから拒否した？
林 私が聞いたので、「熱があるので、今日はやめます」と。
検 「なんで行けないのか。約束していたのに。そんな体調が悪いのなら帰ればいい」と言った？
林 言葉では言っていない
検 美保さんが「帰らない」と？
林 はい
検 体調よりも仕事を優先するのはないのか？
林 私には普通のこと
検 ５日のあと、美保さんのことをずっと考え込んでいたわけではないし、悩んでいたわけでもない？
林 悩むことはあったが、夜も眠れないというのはもっと後
検 なんで悩んだ？
林 どうして？次はどうしよう？と
検 08年7月15日、駅で待ち伏せしていたと思われた。過去にもストーカーがあったことを聞いていたのに、直接会うと怖がるとは思わなかった？
林 思わなかった
検 どうして？
林 ただ話がしたかっただけだから。
検 09年7月19日、待ち伏せして、美保さんが逃げた。そのときどう思った？
林 びっくりした
検 会いに行くまでは悶々としていた？６月中旬に「何でだろう」と思って、睡眠時間が少なくなっていった。どうして？
林 睡眠時間が少なくなったのは徐々に。そのころ以降、という意味
検 「なんでだろう」と集中力が低下した？
林 （逃げていった）理由がわからないから悩むようになった
検 美保さんに会える手段がないからでは？
林 両方です
検 あきらめようとは？
林 ならない
検 どうしてこだわった？
林 正直、よくわからない
検 当時はどう思った？
林 次、どうしようか、と。
検 まったくあきらめることはできない？
林 まったくではない
検 どうしてあきらめなかった？
林 それがわかっていたらこうなっていない
検 ７月１９日は理由が聞きたかった？
林 元に戻る目的だった
検 怖がるとは思っていない？
林 思っていない
検 もう一度行く可能性がなくなった。あきらめない？
林 そんな瞬間もあって、いろんな気持ちがあって
検 何に対する絶望感があったのか？
林 店に行けないということ
検 怒りを抱いていたのはどうして？
林 わき上がる気持ちで、理由をつけろと言われても・・・・。後づけではいろいろ考える。
検 いまはどう思う？
林 いま思うと自分勝手
検 どうして怒りがわいた？
林 美保さんは理由を言ってくれなかった。話の途中で行ってしまう
検 それだけ？理由を言えばいい？
林 それはわからない
検 憎しみは？
林 憎しみよりは怒り、あまり変わらないように思おう
検 このとき殺害を考えていない？
林 ない
検 ８月１日より前、殺害は頭に浮かんだ？
林 殺害という意味ではない
検 美保さんのことを考えることがこの時期、長時間になった？
林 そうです
検 捜査段階では「殺してやりたい」と。
林 それは、憎しみ、怒りの度合いを、そう表現しただけ
検 比喩？
林 覚えていないが、怒りや憎しみが大きくなっていったことを表現した
検 ８月１日以前？
林 私は８月３日の意味で答えている
検 ８月１日にもう一度、美保さんの家に行って、７月２５日にも行っていますよね？
林 ７月２５日は記憶がない。警察に「防犯カメラに映っている」と言われた
検 ８月２日、美保さんを殺害しようと考えていない？
林 いません
検 ８月１日は会えなかった。そのことで怒りが大きくなった？
林 怒りではなく絶望感
検 何を考えた？
林 「次、どうしよう」、同じ事のくりかえし
検 凶器をいつ持って行こうと？
林 ８月３日
検 供述では「８月２日」とある。３日は、「ハンマーを持って行く」ことを考えたと。
林 間違っている。調書は言った通りに書かれているとは限りません
検 ８月２日に美保さんのブログは見た？
林 覚えていません
検 美保さんの部屋が二階だと知っていた？
林 知っていました
検 両親、兄、祖母と住んでいることは？
林 知っていた
検 家族の絆は強そうと思っていた？
林 はい。強そうでした。
17:00 被告人質問終了