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 外れる確率!を教えてくれる客引き キャフー 09.10.15

 今回は、また「客引き」について書いてみたい。

 最近、顔なじみの客引きが減ってしまった。詳しい理由はわからないが、過去にあった話では、「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」(いわゆる、迷惑防止条例)の第7条「不当な客引き行為等の禁止」に違反したとして逮捕されたケースもありました。また仕事を辞めて実家に帰った、結婚して仕事を変えた、ということもあったのです。社内の移動で勤務地が変わった、ということもありました。

 いずれにしても、顔なじみの客引きがいなくなるとさびしいものです。ただ、新たな客引きとの出会いのチャンスでもあります。新たな客引きとの出会いは、新たな店、新たなキャバ嬢との出会いにつながるものです。

 ずっと同じような場所で立っている客引きの場合、私もどのような店を紹介する人なのかをある程度わかってきます。私のことを覚えている人もいて、気軽に、友達かのように声をかけてきます。気軽なのはよいけど、度を超えるとちょっと頭に来る時があります。自分本位の客引きには要注意です。

 さて、新たな客引きと出会ったときに、私はある言葉で、その人のスタンスを試すことがあります。

 「そのお店で、外れる確率はどのくらいですか?」

 キャバクラに行く客は、もちろん、単にお酒が飲みたいだけではありません。女の子と飲みたいわけで、できれば、外見がよく、トークもよく、気配りができ・・・。といった「質」を求めるものです。しかし、その「質」というのは、客によっても違うわけです。男が求める女性像にはバラツキがあるのは当たり前でしょう。

 男友達6人で上野の街を彷徨っていたとき、客引きが声をかけてきました。ある人は、

 「もうしわけありません。当たり外れはお客様によって違いますので、私は保証できません」

 と言ってきました。なんという正直ものでしょうか。私はスタンスとしては嫌いではありません。しかし、そこまで正直に言われると、その店のキャバ嬢がイメージできにくくなります。そんなときは、

 「お兄さんは、芸能人で言うと誰が好きですか?」

 「そういう芸能人が好きなお兄さんからみれば、その店で外れる確率はどのくらい?」

 と聞いてみるのです。このときの客引きは、正直に「6:4」ですかね。あたりが6割というのはリアルな数字です。その店にいってみたいと思いました。

 一方、歌舞伎町での話です。

 帰宅途中の私をみつけて、初めて見る客引きが話かけてきました。そこで、同じように、「外れる確率」を聞いてみました。すると、

 「うちの店は外れません」

 と言ってきました。近くに店長がいたせいもあるのでしょうが、それは嘘っぽいです。だから私は、

 「そんな外れない店なんてないじゃないですか。詐欺っぽいです」

 と言ってみた。しかし、その客引きは悔いさがってきます。もちろん、当たり外れは、客引きのせいではないことがあります。たまたま、店のコンセプトとは合わないだけか、コンセプトと合ったとしても、タイプのキャバ嬢がつかなかっただけかもしれません。

 まったく初めての客引きと私との相性を試したくなりました。そのため、「OK」して店に入ってみました。しかし、私は店で楽しめませんでした。楽しめない店であることは仕方がありません。問題は、その後です。

 店を出た後、客引きが店の前にいました。そこでの態度の問題です。客引きが真に自信があるのなら、「どうでしたか?」と聞いたりするものです。しかし、その客引きは私を無視しました。誠意がないことを感じたのです。

 私は思いました。

 「もう、この客引きは信じないだろう」

 と。