兵頭28号センセエの新刊です ネットゲリラさんからです。
戦争が無くなるのが最も良いのですが、徴兵を受けなくても良い世の中になっても、戦争は無くならない様ですね。
こんな理由で政治家の世襲制が形成されてきたという説明も分かりやすいですね。そしてその出来上がっているものが音を立てて崩れて行くのが見える社会になっているのですね。
政治家も官僚・公務員も無給の名誉職になると良いのでしょうね。利権が一切ない世の中になるかしら?
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兵頭28号センセエの新刊です
「自衛隊」無人化計画
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2009-09-17
兵頭28号センセエの新刊です。兵頭センセはブログも面白いので、バカなネトウヨはちゃんと読んで勉強するように。以前、横浜でやった講演会でも無人兵器の話は出たんだが、戦争やって何がタイヘンかって、カネがかかるから大変なんだが、特に人間が死ぬとカネがかかります。兵隊が死ぬと、その家族の分まで永遠に面倒見なきゃならない。一人死ぬと一億円かかりますね。日本は人件費が高いので、人間に戦争やらせたら勘定が合いません。だからって、中国に下請けに出すわけにも行かないw
そこで、自衛隊無人化というプランが出て来るんだが、実際、戦闘機なんぞは近々、無人化がトレンドになりそうです。で、こういうロボット系工学というのは日本の得意分野なので、今から頑張ればアメリカと対抗できる、というんだが、特に小さいモノが得意なので、エプソンが開発した「世界一小さいヘリコプタ」なんぞは、アメリカ様も垂涎の技術らしい。HONDAなんかが開発している「介護ロボット」なんてのも、転用すれば「兵士ロボット」になるわけで、こうした無人化技術を使えば、ピンポイントで敵を攻撃できる次世代兵器が作れるわけだ。
で、そんな兵頭氏のサイトに出ていた話なんだが、なんで世襲議員が増えるのか? という話題です。
いったい二世三世議員がなぜ生まれるのかといえば事情は単純で、親父の借金を子が返すと貸主に約束することができるからである。それが日本の伝統的な信用創出術なのだ。
衆議院議員選挙がかつて中選挙区制だったとき、選挙を一回乗り切るだけでも、おっそろしいまでの資金が必要だった。支援者や貸主に対するアカウンタビリティー(ケツ持ち)保証を息子がやりますからとハッキリ約束しない限り、誰もカネや労力を貸してくれなかったのだ。
数千万円から数億円の借金を背負った候補者は、中小企業の経営者と同じくらい必死になる。その代わり、彼の頭の中は、借金返済のことだけでいつも満杯だ。
が、何代も政治家を続けるうちに、借金返済のお釣りが出るようになって、ついに借金フリーに成り得た「ジュニア」たちも現われる。
ところがそうなってみると、こんどはこの人たちには「殺るか殺られるか」という闘争者のオーラが亡せてしまう。安倍氏、福田氏、麻生氏、鳩山氏……みんな去勢されている。
自民党が借金で潰れそうだという話は書いたんだが、個々の政治家にも同じ悩みがあるわけですねw つうか、この構造は開業医とおんなじで、開業医というのは莫大な投資をしなきゃならないので、無理して息子を医者にしたがるわけです。医者や代議士が「中小企業」になってしまっているというのが、今の日本を悪くしている元凶なんだが、そういや、代議士になったと思ったら破産なんてオッサンもいましたねw まぁ、自民党にもカネに詰まった代議士はいっぱいいるんだが、そうまでして政治家になりたいというのも、おいらにゃ理解しがたい世界なんだが、とりあえず民主党は企業献金を廃止するというので、これからますます政治家さんは大変ですね、という話です。
投稿日 2009/09/15 | リンク用URL
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