倉敷S邸、工事が進んでいます | 建築家の思いつくまま日記

建築家の思いつくまま日記

岡山の建築家です
思いつくまま、日々の出来事をつづっています

 

S邸は伝統工法の土壁でなく、通常の乾式工法です

外壁は耐力壁とするため、ノボパンという構造用面材を

決められたピッチで柱と梁にビス留めします

以降、耐震性能の要となる構造用面材について・・・

 

 

 

 

 

 

構造用面材としてはノボパンとダイライトがよく使われます

ノボパンは木を細かく砕いたものを固めて成形したもの

ダイライトはロックウールと火山灰を固めて成形したもの

ノボパンは日本ノボパン工業、ダイライトは大建工業の製品

 

 

 

 

 

価格はダイライトのほうが高く、基材からしてもダイライトのほうが

防火性能は高いと言えます

S邸は防火地域ではなく、外壁の仕上げはラスモルタル塗りという

防火構造なので、下地となる面材は防火性能の必要はないので

ノボパンを選びました

材料の特性を考えながら、対費用効果の高いものを選びましょう

耐水性はどうかということですが、棟梁が試しに一週間水に浸けて

おいても何の変化もありませんでした

数値を信用せず実際に試験してみるのがいいですね

 

 

 

 

 

ベテランの棟梁は、手間をおしまず施主からの細かい注文にも

応えてくれます

玄関の収納、作付けの食器棚等、造作家具も話し合いながら

決めていきます 

住み手の自由にできるフリーオーダーです

 

*構造見学のお誘い

  倉敷S邸他3軒、工事中の家を見学できます

  完成してからでは見ることができない家の中身がわかります

  日時はお客様の都合に合わせて調整いたします

  上平設計室HPのコンタクトからお申込みください

 

 

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