今更ながら僕が管理人になったわけをお話しします。
で、誰も見てないか。
今の管理人の仕事に就く前は、マンガ喫茶に勤めていました。
マンガ喫茶の仕事は、大きくわけて、カウンター接客と、清掃業務。
私が勤務していた場所は繁華街にあったため、風俗嬢のお客さんがとても多かったです。
マンガ喫茶が風俗嬢の待機場所として使われることがよくあるんですね。
利用される方に聞いてみたら職場で陰湿ないじめなどがあるためマンガ喫茶で待機しておくほうが気分的に楽なんだとか。
ところで、このマンガ喫茶の清掃業務が外からは、うかがい知れないほどとても重労働です。
お客様の出入りが激しいため、ブースの清掃にとどまらず、廊下、男女トイレ、エレベーター、階段、シャワールーム、パウダールーム、店舗の外など、これらをほぼ1人から2人で、勤務時間の半分をやるわけ。
勤務時間といっても12時間勤務だったので、そうとう重労働で、膝を痛めて仕事を続けられなくなったのでした。
ただ、仕事そのものは、お客様といろいろ話もできたり、清掃をきちんとしてると感謝されりと、なかなかやり甲斐はありましたね。
給料も、仕事の内容のわりに、そこそこ高給でしたので。
ただ、いかんせん膝を悪くしたため、リハビリをせざるをえず辞めざるをえませんでした。
この仕事について初めて気づかされたことも多く、たとえば男女トイレだと、断然汚いのは、女性トイレでした。
これは意外でしたね。イメージだと、男性のほうがなんとなく汚すかと思いきや、そうでもないんです。
初めて女性トイレを掃除した時には、本当に驚きの連続。
まず、汚物入れ。だいたい、数時間も掃除にいけないと、汚物入れが溢れかえって、タンポンやらナプキンが床まで落ちるとかざらでした。
それと、なんといっても、これらの悪臭。女性のアソコからの分泌物の汚れを抑える匂いに、何度も吐きそうになったものです。
あれは、ちょっと耐えられなかったですね。作業中は、息をとめてましたから。
あとは、女性の使ったあとのブースも、結構酷かった。
まず、ポテチのカスがばら撒かれていたり、コンタクトレンズの使用ズミのカラとか、つけまつげ。
他には、ブースが鍵のかかるタイプの個室になってることもあり、エロ動画でオナニーをして、使い終ったピンクローターやバイブをゴミ入れにいれず、そのままマットに投げすててたり。
どんな人が、使ったのかと伝票みたら、え?あの美人が!と絶句させられたこともありました。
でも、もっと驚かされたのは、女性のシャワールームの清掃のときのこと。
シャワールームには、脱衣所のところに、円筒形の30センチくらいのくずかごがありました。
そこには、たいてい、使用ズミのタオルとか、剃刀とか、たまにブラジャーとか、パンティとか、いずれにしても、軽いものがすてられてることがほとんど。
でも、ある日のことで、いつもと違う出来事に遭遇したのです。
いつも通り、円筒形のクズ入れの中に入れてある、ゴミ袋の取り替えから清掃をスタートしたときに、ゴミ袋を持ち上げたところ、いつもにない重量感を、ズシリと感じたのでした。
思わず、はて、何が入ってるんだろう?
ま、いいか。
と、気にとめず、袋を縛ろうとしたところ、物凄い悪臭が鼻腔をついたのです!
そこには、まさかのどでかいウンコが!
思わず、ウギャー!と悲鳴をあげたのはいうまでもありません。
わずか30センチくらいの円筒形のクズカゴに、誰がウンコをしてるなんて思うでしょうか。
しかも、女性のシャワールームで、客層も20代の女のこがほとんどというのに。
もう、そのクズカゴを開けてからは大変でした。
パンドラの箱を開けた私は、悪臭を嗅いだ瞬間、ボディブローをくらわされたごとく、猛烈な吐き気を抑えながら、涙目で袋の口を必死でしばりました。
シャワールームといっても、それこそ人1人入る程度の広さですから。
もうそうなると、シャワールームは、数時間は、使いものになりません。
消臭剤をどんなにまいても、とれないのです。
ちなみに、そのシャワールームのそばには、トイレもあったのですが、わざわざ、クズカゴに大便とは、恐れ入りました。
あの手に感じた、ズシリとした重みは、今でもトラウマになってます。
館内には、あちこち防犯カメラがありましたが、さすがにシャワールームの中にはないですから、犯人探しも容易ではありませんでした。
その後も、ほぼ週一、下手をすると週2のペースで、この状況がつづいたため、他のスタッフと、シャワールームを誰かが使用したら、すぐに確認にいくように犯人探しをしました。
それから数週間がすぎたころ、ようやく犯人の女性をつきとめ出入り禁止にしたのです。
が、その数日後のこと、また事件は起きました!
まさか、またこの前に出入り禁止にした女性か?
そう思い、入館情報をポスレジで確認したのですが、いませんでした。
つまり、新たな刺客が送りこまれてきたわけです。
かくして、歴史は繰り返されるのでした。
私が漫画喫茶を止めたもう一つ理由は、この女性シャワールームの大便から逃げたかったからというのが本音でした。
今思いだすだけでも、実に恐ろしいものです。